テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY. Air-7

2018-04-05 17:50:31 | Weblog

    数年前にトンネルズ主演の映画でお世話になった制作会社の担当の方から久し振りに電話を頂き
現在取り組んでいる映画の中で1989年のシーンがありそこで使うパソコンを探しているのだが持っ
ていないだろうかとの問い合わせだった。 こちらにも何台かは在るには在るが動作する物となると
20年以上使っておらずハッキリしなかった。 本体、ディスプレイ、キーボードは在るもののマウス
が見当たらず探していた時に2年程前から何処に仕舞ったか忘れていた Air-7 のキャビネット等が期
せずして見付かった。 早速組み立ててみたがMW, FMは小音量ながら一応動作した。  この種の
ラジオの修理に付きましてはこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わ
せ下さい。

問題は音量だけで無く周波数表示にも診られ7セグメントの一部が表示されなかった。 上は954KHz

こちらはFM、90.5MHz 受信時。 Receive のLEDは点灯しなかった。

4月6日 分解に取り掛かった。

以前交換したスケルチと音量のボリュームもキャビネットと一緒にしていたので改めてそれらを見
ながらスイッチ部分が気になった。 回路図を見ながらオートとマニュアルどちらかの回路が構成
されてないとスケルチ回路が先ずキチント動作しないと分かりマニュアル側にジャンパーした。

結果音量は増加し十分なものとなった。 スケルチも動作しReceive のLEDも点灯する様になった。

液晶部分も何とかならないものかと表に出してみた。

気になったフラックスを落としてみたが残念ながら変化は診られなかった。

表示の制御を行っているIC301の出力を診てみたが一部レベルの少ない出力も診られたが全ての
出力は略良好と想われた。 こうなると原因は液晶その物に在りそうだった。

しかし出力波形は全て綺麗な矩形波だったがこの機種のサービス・マニュアル に記された波形
とは可成り異なっていた。 この点が気になる。

4月7日 サービス・マニュアルに記されている波形を確認してみた。

上は IC301 #59 (CX)、下は #57 (CK) の波形でマニュアルに記された通りだった。

上は#30 (COM0) 、下は #29 (COM1) でマニュアルのそれとは若干異なる。

上は #28 (COM2) 、下はマニュアル上のこの波形。 液晶の特性を何も知らないがヒョットして可
成り容量性の特性を持っているのだろうか?  波形の丸みは容量成分に充電する際の波形だ
とすると、今回矩形で構成されていると云うことは回路が断線している為か?

PLLは正常に機能しており表示だけの問題なので自分で特定の周波数を聴くだけなら問題にはなら
ない。  MWは954KHz、FMは90.5MHz 共にTBS、AIRは119.1MHz 東京APR、PSBは156.8MHz 国際
VHFに各々設定した。 午前中調布飛行場に向かう伊豆七島からの便のやりとりを聴いた。

 

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分かって仕舞えば

2018-04-03 14:54:01 | Weblog

 

毎日朝晩利用している駅にもホームドアが設置された。 ふと上りホームの先端を眺めた時に
違和感が有ったので近付いてみたところホームドアが内側に湾曲していた。 先週末でダイア
が改定されたので新しい時刻表を貰うついでに何故湾曲しているのか聞いてみた。駅員さんの
説明に依ると ホームドアが万一故障し開かなくなった場合、湾曲部分(列車側に若干のスペ
ースが設けられている)を使って救出を行う為に作られていると聞き納得したのでありました。

帰路我が家の方の駅でも改めて見てみたがこちらに湾曲部分は見られなかった。 線路が曲が
っておりそれにならってホームドアも曲がってはいるが何処にも救出用のスペースは設けられて
いなかった。 (他に北端が上下線共若干開く形で設置されていたがこれは急行等通過時の風圧
の軽減と想われた)

サテ今日は早めに帰宅し、頼まれていた庭の草むしりでもしてみよう。

我が家の西南端にヒマラヤ杉があったが(樹齢は自分よりは上で多分80~90歳位と想う)隣家
の塀を圧迫し出したので泣く泣く一昨年末切って仕舞ったが、その影響かヒマラヤ杉の北側に
植えられた木々が昨年から急に元気になり画像の花梨もそれまで蕾は数十個と云う感じだった
が一挙に一桁増えた様感じる。

昨年は実が多すぎて困ったが今年は更に増えそうだった。

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SONY Stereo Elcaset Deck, EL-7

2018-04-02 15:55:26 | Weblog

今日お預かりしたのは初めてとなるエルカセット、EL-7 で久し振りに通電したところカラカラと
音がするだけだったとのお話だった。この種の機器の修理、動作確認等に付きましてはこちらの
ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

切れていたベルトを仮に繋ぎ動作させてみた。 

次いで手元に在ったベルトの中で使えそうな物に換え動作させてみたが無負荷では良好に動いて
いたが実際にカセットを装填すると動きが止まって仕舞ったので調べたところカセット内部でテープ
がジャムっていた。 サテこのエルカセットの分解経験が無く無理に分解すると壊して仕舞いそう。

4月3日 昨夜ジャムって仕舞ったカセットを我が家に持ち帰り修復を試みた。 可也のテープを解か
なければならず時間を要した。 ただカセットを分解するに当っては左右両端に備えられている金属
板を押さえ付けているスプリングを外さなければならず、一度外すとここの処理で難航することが想
像出来た。 さりとてそこを外さなければ分解は出来ず駄目元で先に進んだ。

結果昨夜何時間を費やしたか、仕事場での時間を加えると優に5時間を超すこととなったが件のス
プリングは元に戻せなかった。  タダ幸い我が家の殆ど何も置いていないフローリングの部屋で作
業をしたのが幸いして作業中何度か飛んで行って仕舞ったスプリングもその都度見付けるのに苦
労はしたが探し出すことが出来た(一番飛んだケースでは3m程の所に在ったテレビ台の下に潜っ
ていた)。  悩んだ結果床に着く頃一箇所閃いた点が有り、駄目元で今日取り組んだ結果一応の好
結果を得ることが出来た。  イヤハヤ珍しくくたびれ儲けに終わったのでありました。

 

 

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B&O, Beosound 1

2018-04-01 19:10:07 | Weblog

このブログの最後にも認めてありますが、コメントを頂いても連絡先が記されてないとこちらから
は連絡の取り様が有りません。 住所, 名前, 或いはメールアドレス. 又は電話番号をお知らせ下さい。

    数年前 B&O の Beocenter 9000 だったかを修理したことがキッカケでこちらのクラブメンバーに
なった建築設計が生業のNさんの友人Fさん(先にBRAUNのSK5の修理を担当させて頂いた)の友人
のTさんから Beosound 1 が近々修理の為に届くことになった。 早速このモデルの情報をネットで
探してみたがこちらが知りたかった情報は残念ながら得られなかった。 もしかしてと今日は早目に
仕事場を後にし、隣町の B&O Japanを訪ねた。 現物は無かったが対応してくれたKさんが色々調べ
てくれ(細かい情報はConfidentialと云うことで画面を見ることは出来なかったが)こちらが知りた
いことを彼女が画面を見ながら伝えてくれた。  しかしこのKさんが何と中学生の頃からB&Oに憧れ
ていたと聞き驚かされた。 サテ現物が届き実際に取組めば多くのことが分かるだろうが若干心配
も有るが同時に楽しみでもある。   こちらえの問い合わせは HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お願い致します。  *今回のBeosound 1 は2001~11年の間販売されていたモデルの様ですが近年
別のワイアレス・スピーカーも全く同じ名称で販売されているので要注意。

4月5日 件の Beosound 1 が今朝京都から無事届き、早速動作を確認させて頂いた。

動作は伺った通りでCDは一瞬回転し停止して仕舞った。 レーザーヘッドに何を使っているか分
からず先ずは分解してみる必要が有る。

 

先日の情報では裏蓋も爪で止めてあるだけとのことだったがどうもそう簡単では無さそうだった。
(上の画像は前面パネルを外したところだが、前面パネルはスライドさせるだけで外れた)。

ビスは20mm、40mmと書かれた2種類の長さの物が使われていた。

殆どはドライバーにエクステンダーを装着すれば届いたが、中央のそれは深くエクステンダーを使っ
ても尚20mm近く足りなかった。 最早ここまでかとも想ったがボックス・ドライバーを継ぎ足した。

 

何とかネジは全て外し先に進んだがマニュアルも無く全て手探りとなる。 *古いB&Oの機種には可
也細かい点まで記されているマニュアルが入手出来る物も有るが最近の物は思想が変わった様だ。

内部には可也ホコリが在ったので拭き取りながら先に進んだ。

当初CDクランプをどの様にしてもち上げるかが分からなかったが、どうにか工夫しもち上げた。

これまでに手掛けたレーザーヘッドの固定方法とは異なっていた。

やっと光学ヘッドを見る事が出来たが、こちらで在庫している物とは構造が異なっていた。

分解しながら内部で何かが転がる音がしていた。 下は内部に落ちていたプラスチック片。

このまま諦めて仕舞うのは何とも残念なのでネットで探したところ新品が見付かったので早速米国
に発注した、多分2週間程で届くので続きはその後に。

 

4月19日 米国に発注していた物が届き早速交換してみたが変化は診られなかった。 残念!

11月20日 こちらのブログにお問い合わせのメッセージを頂きましたが、連絡先が記されて無いとこちら
からは連絡のしようが有りません。

 

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