今日お預かりしたのは Beolab, Penta Mark3 と伺ったアンプ2台で電源が入ら無くなって仕舞っ
たとのお話だった。 この種の物の修理に付きましては HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。
先ずは伺った症状を確認した。
始めて手掛ける物だったが回路図を添えて頂いたので直ぐに問題が見付かった。
細かい点は確認していないが、伺った「電源が入らない」と云う問題は解決した。
今日お預かりしたのは Beolab, Penta Mark3 と伺ったアンプ2台で電源が入ら無くなって仕舞っ
たとのお話だった。 この種の物の修理に付きましては HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。
先ずは伺った症状を確認した。
始めて手掛ける物だったが回路図を添えて頂いたので直ぐに問題が見付かった。
細かい点は確認していないが、伺った「電源が入らない」と云う問題は解決した。
今日お預かりしたのは BRAUN, SK3 でこれまでにも姉妹機種を多く手掛けて来たので修理、改
造に問題は無いと想う。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
早速通電してみたが電源が入らなかった。
電圧設定が110Vとなっていたが特に問題は無いと考えていた(現在は220V)。 また真空管の
配置がEF89-EABC80-EF89-EL84となっていたがEABC80はEL84の隣で無ければならない。
電圧切換えを確認してみたが220Vにしか対応していなかった。 他にも電源回路に問題が在った。
LW(長波、約170-350KHz)+UKW (FM) と云う機種は始めての経験となった。
近年海外でレストアが加えられていた。
iPod用の入力アダプタを増設し動作確認を行った。
2台目は三洋の T5100 でVHF/UHFテレビとMW+FMラジオが一体になったモデルで、映像+音
声の入力端子の増設等をご依頼頂いた。 この種のテレビの修理、改造に付きましてはこち
らの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
MWは機能していたがFMはノイズは出るものの受信出来なかった。 ロッド・アンテナも途中で
折れていたが同様の物が見付かるか?
目下取り組んでいるものが一段落したら取り掛からせて頂こう。
1月7日 未だ細かくは診てないが幾つか確認しておきたいので分解してみた。 FMが機能しな
い問題は残念ながら修理は困難そうだった(回路図が在れば話は別だが)。
1月9日 音声と映像信号を加える場所を探した。 映像信号は問題無かったが音声に映像信
号が混入することがあった(回路図が在れば問題の解決は容易なのだが)。
1月10日 映像、音声の入力ジャックを側面に設けた。 映像信号が 音声に混入するのを何と
か防げないものかとアレコレ考えて結果、音声IFに使われている IC (LA1365) のデータを探し
てみた。
このデータが大いに役立ち映像信号の混入は解決したが、実験段階では問題の無かった水
平、垂直の同期に若干不安定さが診られた。 再度分解し、使ったコンデンサの容量を実験時
の物と同じにした結果安定した同期が得られた。
最後に折れていたロッド・アンテナを別の物と組み合わせ修復した。 中々良好に機能していた。
今日お預かりした1台目は Arrow ブランドの MW+SW(x2)+FM+PB(x2) の 6バンド・ラジオで
AC100Vでは動作しなかった。 一応6バンド全て機能したがPB (High)のカバレッジが解せな
かった。 この種のラジオの修理、改造に付きましては HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。
2本在るロッド・アンテナの片方は何故かスピーカー端子の片方に繋がれていた(グランドに繋ぐ
とは考え難いのだが)。 他にハンドル部分の固定が不完全だったが構造が良く分からない。
1月7日 確認したいことが幾つか有り先ずはシャーシを取り出してみた。
片方のアンテナを何処に繋ぐのかがハッキリしない 元々はボイスコイルの片方に接続されて
おりグランドに落としている様だがこれでは意味が無い。 実際の回路を追ってみたが片方の
ロッド・アンテナはバンド切り替えスイッチに依って接続箇所が換えられており、もう一本は必
要無い様だった。 (単なるダミー、恰好だけなのか?) この種の輸出用マルチバンド・ラジオ
に共通していることだが回路は元より、特に機構部分はどれも頼り無い。
ハンドル(取っ手)部分の問題は一部が割れて仕舞いガタが出て仕舞った様だった。 (要接着)
FMのバンドの改造は左程困難では無さそうだったが感度に付いては目下不明。
1月9日 取っ手、片方のロッド・アンテナの修理を終えシャーシーを組込んだが分解、組込み
だけでも可也の時間を要する(失礼を承知で申し上げるとこの手の製品は機構設計が稚拙で
何時も泣かされる)。 次いでFMのカバレッジの改造に取り組んだが、感度は残念ながら余り
良く無く、特に低域ではそれが可也顕著だった。
1月10日 低域での感度の低さが気になり改めて取り組んでみた。 幸い略倍近い感度が得ら
れたが使われているロッド・アンテナが可成り短い様だった。
今日お預かりした 2台目は Victor の HR-W5 でテープが入らず、また電源が短時間で切れて仕
舞うとのお話だった。 この種の物の修理に付きましては HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ か
らお問い合わせ下さい。
VTRの修理経験は無く、どこから取り組むべきか迷ったが駆動系と想われたモーターの動作を
先ず診てみた。 一応瞬時だけ回転したが余りに短い時間だった。
次いでテープを載せている部分を前後に移動させる為のプラスチック・ギアの動きを診てみた。
アレコレ試みている内に何とかテープを装填できる様になった。
実際にテープの再生が出来る様になったので暫くランニングしてみた。
1時間半程ランニングした後に、テープを入れたり出したりを何度も試みてみた。
原因がハッキリしないので何時まで使えるかは定かでは無いが、若干テープの挿入は重い気
がするが今日何度か出し入れを試みた感じでは暫くは使えるのでは無いかと想えた。
今日の1台目は八重洲の FRG-7700 で確かこの機種を手掛けるのは4度目と記憶している。 お話
では感度が低く、周波数も2KHz程ズレているとのことだった。 この種の受信機の修理、改造
に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
先ず通電した結果は可也低感度だった。 ただ周波数のズレは余り感じられなかった。
暫く通電しておいたが気付いてみると可也感度が上がっていた。
更にランニングを続けたところ感度が低下しただけで無く、周波数が不安定となった。 サテ可也
難航しそうな気配が漂って来たがどうなるか?
1月6日 PLLに問題が在る様なのでこの部分に取り掛かった。
動作が良好な時の 1st Loc.出力は約45mVp-p (54.1088MHz/6.055MHz受信時)
下は動作が可笑しくなり信号強度 (Sメーターの指示でS9+12dB→S1) がガクンと落ちた際の1st
Loc.出力。 オシロでは信号が確認出来無いレベルだったが一応受信出来ていた。 サテPLLの
不具合は難航することが想像出来る。
動作が可笑しくなった時も 2nd Loc.の信号は問題無く出ていたのである程度範囲が絞らて来た。
どうも想像ではVCO1、2が怪しいが、パターン面は裏側に在り、おまけに多くの部品はパラフィン
の様な物でポッティングされており動作チェックが難しい。 サテどうするか、ここで諦めるか?
1月7日 昨夜は資料を持ち帰り、通勤の電車と我が家で目を通した。 結果気付いたのは全体の
ブロック・ダイアグラムとPLLユニットのブロック・ダイアグラム間に違いが見られた。 (どうも全体
のブロック・ダイアグラムは似ていたが類似機種の物の様だった)2nd Loc.の信号はメインのルー
プ (PLL) のから取り出した信号に水晶の信号を加え出力していると考えていたがどうもこれは間
違いで2nd Loc.の信号は水晶発振を単にバッファしているだけなので何時も出力されていると分
かった。 どうも根本から考えを変えなければならない様だが明日は駄目元でVCO1と2に手を加
えてみよう。
1月8日 VCO1と2を細かく診るためにPLL基板を外した(これだけでも可成り時間を要する)。
VCO2のスイッチング・ダイオード(ショットキー・バリア)を交換しようとして気が付いたがこのダイ
オードは既に交換されていた(何方か修理を試みたのだろうか?)。
気になったので D19、D20 を兎に角交換した。
ところが交換後も変化は殆ど無く、原因は別の様だった。 バッファーの1段目の入力信号レベル
が低かったので入力回路の15pFにパラに15pFを加えた。
動作は安定となりSメーターの振れも増し、非常に安定した動作が得られたので連続運転に取
り掛かった。 周波数のズレの補正は未だだが兎に角非常に安定していた。(954KHz受信時)
1月9日 今日は朝から夕方まで約8時間ランニングしてみたが全く問題は診られなかった。
1月10日 今日も朝からランニングに取り掛かったがパルス性のノイズが気になることが在った。
元々の15pFが悪さをしている可能性が有るので脚を切った。 その後このノイズは診られない。
次いで中心周波数のズレの補正に取り掛かったがIFTで中心周波数は変わったがピークはバン
ド幅に依って1~2KHz程ズレていた。 これは使われているセラミック・フィルターの特性の変化
に依るものなので残念ながら完全には補正出来なかった。
上はラジオ日経 (6,055KHz)、下はTBS (954KHz) 受信時。
今年最初の物は Quad の FM3 となった。 お話では感度が低下し、周波数も1MHz程ズレており、
ハムも多いとのことだった。 この種のチューナーの修理、改造に付きましてはこちらの ホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
上は J-Wave 81.3MHz 受信時で、ポインターは約80.3MHzを指しており約1MHz低い。
次にステレオ・インジケーターが点灯しておらず調べたところランプは切れていなかった。
ハムが多いとのことだったので電源を調べた。 -14V出力は若干高めだったがリップルは3mVp-p
程度と問題無い値だった。
次に+14Vを診てみたが電圧は半分程しか無く、またリップルは約300mVp-pも有り、先ずはここ
を直さねば先に進めない。
ハッキリ理由が分からないが+14Vラインの電圧が略正常な値となった。
先ず周波数のズレを補正した。 上は81.3MHz受信時。
次いでステレオの復調の問題に取り掛かったがMPX用ICのフリーランの周波数が17.64KHz
と低く、このICを交換してみた。
交換後、時定数を調整しパイロット信号の19KHzにロックさせた。
念の為、元々のICに戻し再調整を行ったところ良好に機能した。 ステレオの復調も機能した。
+14V電源のリップルが依然大きいので定電圧回路のトランジスタを交換してみたが変化無し。
定電圧回路の両トランジスタを診てみたが問題は無く、まさかとは想ったがシリコン・ブリッジを
交換してみた(交換前の電圧は16V程で安定化するには電圧が低い様感じた)。
結果整流後の電圧が上がり、定電圧回路の出力にリップルは殆どなくなり、電圧も上がった。
+14Vも-14Vと同様、リップルは3mVp-p 程に大きく改善された。
電源が良好になった後の各ランプの点灯状態で、全て十分な輝度となった。 感度も十分だった。
AWC (Antique Wireless Club) では今年も会員を募集致します。 今年で25年となるラジオ、通信
機、オーディオ機器等に興味を持つ面々の集まりで、毎月のミーティングと不定期ですが会報を
発行しております。 時々興味は有るが敷居が高そうと云うお話を頂くのですが、確かに一部の
メンバーは趣味が嵩じて松本にラジオの博物館を開設したOさんや、永年電気メーカーでビデオ
機器の開発を行っていて、趣味では PLL等を使った近年の受信機の修理では彼の右に出る人はい
そうも無い J さん等電子機器の技術に明るい方々もいらっしゃいますが、電気が専門で無い方々
も多く先月入会されたKさんは内科のドクターでヨーロッパ製のオーディオ機器で音楽を聴くの
が趣味とのお話だった。 またデンマーク製のオーディオ機器の修理で知り合った建築設計がお
仕事のNさんも電気は専門外とのことだったが何事にも積極的で、件のオーディオ機器の修理用
にCDの光学ヘッドを英国から購入されたのには驚かされた。
会員には二通り有り、会報用の原稿執筆の義務が有る会員の年会費は5千円、この義務の無い
会報会員の年会費は1万円です。 また2回までビジターとして参加頂けますので試みにどの
様な集まりか実際に経験されることをお勧めします。 詳細に付きましてはこちらのホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
昨年も色々な物の修理を担当させて頂きましたが、上から Plessey, PR155G、Tandburg 64、
Marantz 150、Rock-Ola 450、そしてEclat の9.5mm映写機(最初16mmと想っていました)。
Blaupunkt, Frankfurt-Tr、 Philco, Predicta Holiday G4242、 SONY, ICR-90。