テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

東京通信工業 PT-21T型 (簡易編集機、昭和32年11月)再び

2011-12-08 11:57:22 | Weblog

こちらのブログにコメント(問い合わせ)を頂いても質問者のメールアドレス、電話番号
等連絡先が記されてなければこちらから連絡のし様が有りません。   こちらのホームペー
ジ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から問い合わせ頂く方法も有ります。

 今日お預かりしたのは目下 TBS で日曜夜に放送されている【南極大陸】でも使われた
(越冬隊員の家族の声を録音し、昭和基地に無線送信した際の物 )東京通信工業(現
SONY) 製の簡易編集機 (テープレコーダ)で来年放送される別のドラマ用に使うも
ので動作確認を行う為に知人のところから送って貰った。 実は数ヶ月前、録音シーン
を収録する前に動作確認を行ったところ機能せず、慌てて緑山に飛んで行ったことが
思い出される。  (外れていた取っ手もついでに取り付けた)

以前修理したベルトはしっかり繋がっており安心した。ついでに我が家から貸し出し
た(40年程昔マドリッドの蚤の市で手に入れた鉱石ラジオの)ヘッドフォンが間違っ
て収納部分に収まっていたのが見付かった。  イヤハヤ危なかった。

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Standard, RP70KF (Desk top type 1.2GHz FM repeater)

2011-12-07 14:38:03 | Weblog

今日お預かりしたのは Standard の 1.2GHz用レピーター RP70KF でオーバーホールの
ご依頼を頂いた。 動作確認用に Kenwood TH-89 もお借りしたが、ご丁寧に周波数カ
ウンターも添えて頂いた。

ただ 1,272.280MHz の送信周波数のカウント結果は 1,272.286MHz と+6KHz
ズレており精度がどの位なのかは不明。 

サービス・マニュアルを添えて頂いたので先ずはこれに目を通そう。

12月8日 このレピーターの場合送受信のコネクタは一つで内部のデュープレクサで送受
を分けているが、サービス・マニュアルでは C-M カップラーを使い測定をする形になっ
ていた。

 受信感度を測定しようと最初 88.5Hz成分の入ったトランシーバーの出力を減衰させて測ろ
うとしたが減衰量を増やして行っても殆ど変化しない。 どうもトランシーバー内部からの
漏れの方が大きい様だったので 88.5Hz成分は無いが Baseモードで SG からの信号で測定し
た。  感度は約-116dBmで予想より遥かに高感度だった。

使われている送信、受信のフィルター (メーカーではデュープレクサと呼んでいる) はノッ
チフィルターで特定の周波数をトラップするタイプの物でした。    上の画像は受信用の物
のネットワークアナライザで測定した結果で+/-3MHzで 70dBm以上と十分な値だった。
他に送信出力、送信周波数、スプリアス等の測定も行ったが出力は約 40.13dBm=10.3Wで、
スプリアスは 2.588 GHzに-72.43dBmが診られたが全く問題無い値だった。

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VW Type2 レイトバス用 カーラジオ Sapphire XII (1973年)

2011-12-06 15:25:18 | Weblog

 

今日お預かりしたのは1970年頃の物と想われる VW 用の FM/AMカーラジオ Sapphire XII
(VW の型番は 1VW20)で電源が入らず、また FM のカバレッジを日本バンドに改造と云
うご依頼を頂いた。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームペ
ージ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

Sapphire XII と云うことから Bendix 製かと想像したがメーカーは確認出来なかった。
手元に資料が在れば問題点を見付けるのは容易だが無いとなると時間を費やす。
何とか電源が入らないと云う問題は片付き、カバレッジの改造に取り掛かった。

カバレッジの改造も上手く行き一安心。 この機種は多分1970年製と想われるが
果たして車は何年の物なのかご依頼主に伺ってみよう。 ご依頼主からのお話で
1973年製の Type2 レイトバスとのことだった。

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AWC (Antique Wireless Club) のミーティング日程

2011-12-06 10:20:14 | Weblog

 

 AWCのミーティング日程は次の通りです。 12月10日、1月21日、2月18日 会場は
世田谷区立 玉川台区民センター (田園都市線 用賀駅下車徒歩7分) 時間は13時~16時
半頃 出席の方はその週の水曜日までに HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ 宛てお願い
致します。 先頃ラジオの収集を始めた、或いは少年時代ラジオをいじっていたと云う
様な方も大歓迎です。  奮ってご参加下さい!

画像はフランス SFR 製の受信機 Radiola で1923年製、4球、高さ1.15m、幅1m。

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63歳最後の日

2011-12-05 18:21:05 | Weblog

上さんから誕生日はどう過ごしたいかと聞かれ何度か行ったことの有るイタリアン
の店に出掛けた。 店に話しをしておいた様で上のケーキをデザートに頂いた。  

明日で満64歳となるが多分誰も祝ってくれないのでせめてもと宣伝をする。 そんな今日
取り組んだのは BOSE の Sound Dock で iPod とのコネクタ部分の半田付けが外れていた。

0.5mmピッチのコネクタの半田付けは初めての経験となったが正直なところ全て問題無い
かどうかは未だハッキリしていない (確認の為のiPodを持っていない)。しかし 0.5mmピッ
チは神経を使う!この構造でiPodをささえるのは機械的強度に無理が在り過ぎると感じた。

12月7日  導通を確かめた結果数箇所でブリッジ(端子間の短絡)が診られたので
コネクタを外した。 

マイクロ波の送信機を製造している友人に聞いたところこの種のコネクタの半田付けはフラ
ックスを多めに塗布し、半田の表面張力を使って分離させる必要があるのだそうで早速歩い
て16-7分のところにあるララポート横浜に向かった。しかしフラックスのことを教えて呉れ
た友人は昔本業で最も多く取引の有った N社さんの宇宙開発分野の片方の事業部に居た方で
今日訪れたのはもう片方の事業部が在った場所に出来た商業施設で何とも因縁を感ずる。
今日は時間が無いが近々フラックスを使い再度挑戦してみよう。

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SONY、 ICR-120

2011-12-04 16:09:05 | Weblog

今日はこれまでに ICラジオを数台お求め頂いた方からのご依頼で SONY、ICR-120 がブー
ンと云う音がするだけで全く受信出来無いと云う物でした。この種のラジオの修理に付き
ましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

調べたところトラッキングが大きく狂っていたので調整し直し、電池も交換し好結果を得た。

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FM放送の再送信用 送信機

2011-12-02 16:48:24 | Weblog

今日お預かりしたのは FM 放送の再送信を行う送信機で、お話ではパラ止めのチョークが
可笑しくなっているとのことだった。 この種の機器の修理調整に付きましてはこちらの
HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

可也の電流が流れた様で最早抵抗値も読めなかったが幸い回路図が在り助かった。

パターンにも相当のダメージが加わったことが考えられるので確認してみた。 
上の画像からは見難いが片方のランド部分に可也の損傷が診られた。

ポリウレタン線の 0.5φ の物の在庫が無いので明日にも購入して先に進もう。 しかし
この回路の負荷、FET (Motorola MRF134) の D-S 間の短絡が疑われたが静的な試験で
は問題は診られなかった。 *実際に電圧を掛けてどうなるか!

12月3日 チョークコイルを巻き直し、24V の電源をバラックで作った。 若干制御回路が
必要の様だったので SG からの信号を入力のオペアンプに直接加えた。  SG の出力レベル
を上げて行ったところ電流が増加し(無信号時約0.3A)約 0.83Aが流れた。無誘導負荷が
手許に無く若干誘導性の負荷で動作を確かめたが出力波形は本来の信号成分以外の物が多
かった。

どうも寄生振動が発生している様だが、やがて基板から煙が立ち上り始めた。 煙の出所を
確かめたところ終段の FET (MRF136) の G バイアス回路を形成している 33Ω/5W (回路図上
は 1/2W)とバイアス電圧調整用の VR (10K) からと分かった。ここは本来バイアス電圧を
加えるだけで殆ど電流は流れず回路図通りの 1/2W で十分なハズだが何故 5W の物に替え
たのか?

何とも解せないが、多分上の画像の抵抗等が寄生振動の原因になっているのかも知れ
ないが一筋縄では行かない気がしてきた。  可也難航しそうな気配が漂って来た!

12月4日   昨日の結果から何とも終段の Gバイアス回路用 33Ω/5Wが気になり 51Ω/0.5Wに
交換した(出力端に付けたダミーからの反射も気になったのでダミーを依り誘導分の少な
い物に代え、また本体からの距離も離した)。 今回のアンプは 80MHz 帯のストレート・
アンプで想像ではゲイン 30dB程の物と想われるが入力端も極力正帰還が掛から無い様配
慮した。

電流は約 0.83Aから約 0.58Aに減少し、また不要成分の量も若干減った様だった。

SG の出力レベルが小さい為か出力端では約 7Vp-p/52Ωで 0.1W程しか出ていな
いが SG の出力レベルはこれ以上々げられず別の手を講ずるしか無い。

暫く連続運転を続けたが昨日診られた様な発熱は診られなかった。

12月5日 昨日の結果から 80MHz帯の SG の出力が足りないことが分かったので別の方法
を採る事にした。  今回の装置には放送を受信した信号が 10.7MHzで加えられ、内蔵の局
発と混合し送信部に加えているので同様に 10.7MHzの信号を加えた。

電流も1.3Aに増加し、52Ω終端での出力は約 3.5Wとなった。

出力も綺麗な波形となり、発熱も診られなかった。

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