テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

TRIO, 9R-59

2024-03-23 11:32:32 | 通信機

今日お預かりしたのはトリオ 9R-59 で電源は入りノイズは出るが受信には至らないとのお話しだっ
た。 この種の物の修理のご依頼はこちらのHP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp にお願い致します。

3月25日 通電し動作を診てみた。 しかしシャーシの状態は新品の様だった。

ペーパー・コンデンサはメタライズド・フィルム・コンデンサに近年交換されていた。

そのままでは動作せず UY ソケットの 1-5 番ピンをジャンパーした。

先ずは真空管の gm とエミッションを測定した。 V1, V6 各 6BA6 の所に 6BD6 が使われていた。
V1 は特に感度に影響するので手持ちの 6BA6 (未使用) に交換した。 Qマルチ用 6AV6 を忘れた。

細かいことだが SET POINT (バンド・スプレッド) が最小容量となる箇所でここで周波数を合わせる。

SET POINTが微妙にズレているのが気になって修正を加えたが 0.5時間を要した。 954Kc受信時
だが上は修正前。

上は 4.8-14.5Mc バンドでラジオ日経 (6.055Mc) 受信時、表示は約 5.91Mcを示している。

10.5-30.0Mcバンドで北京放送を受信したがここの周波数は未確認。 明日調整を加えてみよう。

3月26日 昨日忘れた Q-Mult用 6AV6 の gm 等を測っておいた。

次いでこの Q-Mult の発振周波数を確認した。 最初 464.64KHz と可也高かったので調整した。

発振周波数調整用のバリコンをセンターに持って行った。

周波数を 455KHz に合わせた。

次いで各バンドのトラッキング調整に取り掛かった。 先ずは .55-1.6Mcバンド(600Kc)

上は 600Kc、下は 1.4Mc

次いで 1.6-4.8Mcバンドの 4Mc(上)と、1.7Mc(下)

次いで 4.8-14.5Mc バンドの 6Mc(上)と、10.5-30Mc バンドの 28Mc(下)


最後は 954Kc (TBS)

 

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