テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Triode, TRV-35SE 真空管プリメインアンプ

2016-01-16 21:44:39 | Weblog

今日の午後、知人から久し振りに電話を貰った。 2年程使って来た真空管アンプのヒューズが
飛んで仕舞い自分でも交換してみたが矢張り飛んで仕舞うので診て呉れないかとのことで夕方
診に行く約束をした。 この種の真空管アンプの修理、改造に付きましてはこちらのホームペー
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

どうも電源トランスが怪しいが、何と左右の出力トランスと共にポッティングされている様だった。

昨日メーカーの社長から明日サービス部門から回答するとメールを頂き、今日サービスの方から
回答を頂いた。 想像通りトランス類は一体構造となっているそうで、トランスの問題と想われるの
で送って欲しいとのことだった。 頂いたメールをプリントアウトし知人にFAXしメーカーに送って貰
うことにした。  (トランスは無償となる可能性が有るとのことだったが、そうなると良いのだが)

 

1月25日 先日修理に出した物の修理が終わり返送されて来たとのことで今朝、世田谷のHさん
のお宅を訪れた。

添えられていた修理報告書に依ると 出力管が劣化し、スパークした為出力トランスが壊れたと
記されていたが、これは真空度が低下しグロー放電が発生し、プレート電流が可成り流れた結果
電源トランスの一次側がレアショートしたと言いたいのだろうか? 今回明らかに電源トランスの
一次側が短絡(約1.7Ω)状態となって仕舞ったことが問題で、負荷が重くても電源トランスの2次
側巻線が発熱し、レアーショートを起こすことは考えられるが一次側が短絡することは考えにくい。

今回トランスの代金と、技術料は頂かないとのことでそこまでは良かったのだが真空管が前段の
物も全て交換されておりその金額が少なからず掛っていた。 ご依頼主のHさんは資産家で気に
ならない金額かも知れないが自分の物だったら真空管の交換はお断りしたと思う。 (Hさんのお
話に依ると2年前に入手して殆ど使って無いとのお話だった。 gm等どれ位低下したのか?)

1月30日 交換した真空管を返却して欲しいと依頼したところ所有者になら喜んでお返しするとの
ことでHさんの所に送って貰った。 それが届いたとの連絡を頂いたので重いチューブ・チェッカー
を携えて世田谷のお宅を尋ねた。 出力のEL34の1本には物凄い放電が診られ ( スパークでは
無いが)、残りの3本は Minimum Value 30 分の83,79,45 で83と79の物はまだまだ使えそうだった。 
前段の12AU7、2本と12AX7の夫々の値は下の画像に見られる様、ギリギリ或いはかなり下回っ
ており、特に12AX7の点灯具合は可成り暗くヒーター電流が小さい様だった。

2月7日 先日買っておいた 12AX7 の動作試験を行い、世田谷のHさん宅に交換に向かった。

 


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