7月5日 イヤハヤこれでもかと言うほどアチコチに問題が有り修理に難航しましたが何とか好結
果を得ることが出来ました。 しかし折れていた下の画像に在るシャフトに別のシャフトを蝋付けす
ることから始まり、IFT、VR等の修理、コンデンサ類の交換等々大変な修理となりました。
この時代のドイツのIFTは似た構造の物が多いのですが1.5φ程の細いダストコアが2mm程の
ネジの先端に(その固定方法が不明ですが)固定されているのですが実際は別々になって仕
舞っており、調整が出来ないと云う物が殆どです。 このコアの修理中にコイルも一箇所づつ
切れて仕舞いその修理にも手間取りました。
これもお決まりのVRの故障で、VR部分は激しい接触不良、また電源スイッチは全く機能してお
らずこれまた全て分解し修理しましたがそれだけで半日以上を要しました。 もう一点トーン切替
のスイッチがVRと電源スイッチの途中に有ります。
修理中にダイアル糸が二度切れて仕舞い思い切ってダイアル糸も交換しました。
当初付属していた6V用のバイブレーターで修理を行いましたが、12V用に交換してみましたが
動作に問題は見られなかったので12Vの物を使うことにしました。
以前米国から購入したものの選局用シャフトが根本から無くなっていた為(この問題の説明が
無かったのが甚だ腹立たしいのですが)そのままとなっていた今回のカーラジオ(1950年代中
頃のBeckerのMonte Carlo)ですが車のことでアレコレお世話になっている外車専門のガレー
ジに行くついでにボール盤をお借りし穴を開けて参りました。 4φのシャフトに3mm用の下穴を
開けましたが予想通り可也センターがずれて仕舞いました。 サテ、真鍮か銀のロウ付けがし
たいところですが設備も材料も無くどう接合させるか? この種のラジオの修理、改造に関しま
してはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。