今日お預かりしたのは型番が定かでは無いが CR-GY245A とのメモが貼られていたカーラジオでトー
ンコントロールが機能しないとのことだった。 この種のカーラジオの修理、改造等のご依頼はこちらの
ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
トーン・コントロールが機能しないと云うことは初めてとなるが簡単に直せると考えていた。
ご依頼主から送られた画像だけで可成り古い構造の物と想像したが実際は近年の一体構造の物で全体
を表に出さないと何も出来ない構造だった。
ここまでは問題無く分解出来たが両シャフトを固定している最後のナット(約14mm) が薄く、取り付け
部分が凹んでいる為通常のレンチでは回せず最早ここまでかと想った。
何とか時間を掛け(一度万力でもトライしてみたが)苦労の末外した。
トーン・コントロールは上のボリュームの前の部分が担当している。
トーン・コントローールの抵抗値は20KΩの様だった。 抵抗値はスムースに変わっていたので何とも
解せなかった。
上の小さな基板の右上角の裏側にセラミック・コンデンサ(容量未確認)が付いており音質は変わる
ハズなのだが、試みに1μF の表面実装用積層セラミックを付け好結果を得た(下の画像)。