2台目はパイオニアの FM-R301 中波、短波、FM 3バンドラジオで通電後暫くするとノイズが混入する
とのお話だった。 この種のラジオの修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願
い致します。
通電し動作を診させて頂いた。 真空管のソケット部分の接触不良が診られたがAM/FMで動作をみ
てみたが1時間以上経過した今もノイズは出ていない。 AMでは若干発振(多分IFでの) が診られた。
上は AM、 下は FM での状態。
その後ご依頼主から連絡を頂き、パソコンからの信号をアンプとして使っていたとのお話だった。
1月20日 昨日午後数時間連続運転を行ったが問題は診られなかった。 昨日はケースを外していた
ので今日はケースを被せ連続運転を開始した。 ワイドFMで TBS を受信中。
ゴーサインを頂いたので先ずはコンデンサ類の交換に取り掛かった。
交換を終え動作を診てみたところ可成り音量が上がり結果としてボリューム部分の配線が大きく間違
っていることに気付いた。(これでは音量の変化が少ないがこれを交換した方が間違った様だった)
1月21日 回路を回路図通りに修正した。
FMの下端を76MHzとした。 上は76.5MHzのインターFM(鶴見中継) 受信時。
AMも調整し最終確認に取り掛かったが何としても音量が大きく、かつ音量調整が殆ど出来なかった。
想定外の時間を費やして仕舞ったが結果として電源のデカップリング用のコンデンサの容量抜けが原
因だった。 電解コンデンサ (22μF/350V) 2個を追加し好結果を得た。
上はワイド FM の TBS (90.5MHz) 受信時。 感度も良好。