テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Nagra Kudelski, SLO Synchronizer

2019-01-03 12:45:00 | Weblog

今日お預かりしたのは Nagra Kudelski の SLO, Synchronizer でCRTが全く光らないとのお話だった。 
この種の機器の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

早速通電してみたがお話の様にCRTは全く光らなかった。

本来のCRTの型番が不明なのと使われているCRTの型番が不明なので、本来の物なのかどうか不明。 
付けられていたのは2"のCRTだったが、シールドは3"用の物の様だった。

抵抗の一つが焦げて仕舞った様で別の物 (10Ω) が加えられていた。 ただここは高圧回路とは別。

添えて頂いた回路図を頼りに各電極の電位を診てみた。 カソードの電位が以上に高い、何か可笑しい。

回路図では無く、実際の回路から各電極の電位を診てみたが問題の無い値だった。 カソードの電位は
g1のそれより若干高いのが普通。 全く光ることは無く、また蛍光体が異常に黒かったが理由は不明。

その後調べた結果本来のCRTはPhilips, DG7-32 (直径67-71φ=3") と分かった。 同等品としては
3AMP1A 或いは CV2431 が有る様だった。

1月4日 昨夜ネットオークションで DG7-32 を探し英国で一つ出品されているのをご依頼主に伝えてお
いた。  ご依頼主からは購入して欲しいとの連絡を頂いたもののその後今回は費用対効果を考え止め
ておくことにしたとの連絡が有った。  その後英国から問い合わせておいた送料の連絡を貰ったが気を
利かせて早目に発注しなくて良かった。

 

コメント
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