テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

National RJX-4800D

2011-11-21 14:43:29 | Weblog

 

 今日お預かりしたもう一台は松下 (National) の RJX-4800D で、お話では FM しか機能
しないと云う物でした。この種の受信機の修理、改造に付きましてはこちらの ホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

確かにFMは機能していたが、どうもAGCが殆ど機能していなかった。

MW、SW は受信不能だったが、幸いこの機種で問題となることが多い周波数
カウンタには問題が診られず一安心。 近々取り組ませて頂こう。

下の画像からは余りハッキリ見えないが可也ホコリが積もっていた。

後段から追って行ったが検波段のIFTの共振点が 590KHz近くと大幅にズレていた。
並列に(下の画像では47p) 56pF を繋ぎ何とか 455KHz に持って行った。

 幾つかの共振回路をパスしたりダイオード・スイッチ部分をジャンパーした結果低感度
ながら一応受信出来る様にはなった。 下は 954KHz の TBS を受信しているところ。 
ボリュームにガリが有ると伺ったが単にガリだけでは無く、音量が可也小さかった。   
しかしここまでで 2.5時間を要したが、これまでの倍以上は要すると想われるがどうする
かご依頼主に聞いてみよう。

11月25日 先日修理後お返しした物が翌日動作しない(電源が入らない)と云うご連絡
を頂いた。 何とも解せなかったが兎にも角にも診せて頂こうと再度お送り頂いた。

電源部からは問題無く+13.2Vが出力されていた。

ところが本体の回路にはこの電圧が加わって無い。 そうなると電源スイッチしか無く
スイッチ部分をジャンパーしたところ動作し出した。

電源スイッチは一見トグル・スイッチの様だが実際はスライド・スイッチでこれを分解
すれば直せる可能性は有るが先ずは前面パネルを外さねばならず大事となる。

 

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Porsche 911 (1968年)用 Blaupunkt, Frankfurt

2011-11-21 14:39:13 | Weblog

 

 今日お預かりしたのは Blaupunkt の Frankfurt ですが珍しい LW,MW,SW.FM の 4
バンドモデルでした。  この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの
ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

可也の重症でラジオ部分はFM、AM共全く機能していなかった。  余談だが今回の
機種 Frankfurt には AM (MW=中波)+FM の2バンドモデルから短波、或いはマリン
バンドを加えた 3バンド、或いは今回の様に 4バンドモデルまで在るが、バンドの
数が増す毎に故障の頻度は倍近くなる。  これは機構的な問題に加え接点のピッチ
が小さくなり接点部分の面積が減ることに起因している様想える。  つまりバンド
数の多い高級機は時間経過と共に故障の多いモデルとなって仕舞う。

11月23日 先日 FM が機能するところまでは終わらせていたが AM 部分もとご依頼を頂
いたので AM 部分に取り掛かった。 しかし残念ながらこの部分は必ず直る保障は無い。

可也難航したが上手く直ってくれ忘れていた短波も良好に機能していた。若干 AGC の効きが
悪い気がしたので電解コンデンサと、切れていたパイロットランプを LEDランプに交換した。

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