テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

AIPHONE 、 MJ-1A ドアホン

2010-09-13 11:14:45 | Weblog

先週ネットオークションで知人が4インチの平面ブラウン管を使ったインターフォンのジャ
ンクを出品しているのが目に留まり翌日会う予定が有った彼に聞いたところ必要なら上げる
とミーティングに持って来て呉れたのでした。 当初 4インチの平面ブラウン管をウォッチマ
ン (FD-40等) のスペアに使わせて頂くかと考えていたのですが、その日の夜、夕食の最中外
で孫が家内を呼んでいる声が聞こえ我が家のインターフォンが不調である事を知りました。 
既に 27年程が経過しておりこの間何度か修理して来たインターフォンですがそろそろ交換
時期かと頂いた物が何とか直せないか挑戦してみました。  インターフォンの修理には余り
慣れておりませんがご希望がございましたらこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ か
らお問い合わせ下さい。

電源の DC-DC は発振していたのですが 2次側の電源電圧が出て無い様だった。  昨夜基板を
持ち帰りテスターで回路を追ったのですが問題は見付らず今日は怪しげな部品を外してみま
した。何と電解コンデンサの下のパターンが下の画像に見られる様溶けて無くなっておりま
した。この時期に作られた電解コンデンサのシーリングに問題が有った様で電解液が漏れ出
しパターンを溶かして仕舞った様想像出来た。

切れていたパターンをメッキ線で繋ぎ、電解コンデンサもついでに交換した。

直に動作し始めたが焦点がズレており焦点調整を行ったところブラウン管そのものの焦点は
キチント合っていたがどうも映像系に問題が残っている様で撮影した画像のピントは合って
おらず、またコントラストも低いものだったが一応インターフォンとしては機能するので早
速使わせて頂くことにしよう。

念の為他のケミコンの下のパターンも調べたみた。 結果パターンが溶けて仕舞っている
箇所が他にも見付かり補修したが画質に変化は見られなかった。 

実際に得られた画像は下の通りで本来の画質を知らないが多分これよりは可也ましなものな
のではないだろうか。 (映像、音声、呼出信号、電源と多くの情報を 2線で伝送していること
は承知しているがこの画質では使い物にならない気がする)

電気的な問題だけでは無く光学的な問題の可能性も有りそうと子機の内部を確認してみた。
下の画像の上に見えているのは(定かでは無いが)赤外の発光ダイオードかも知れない。
使われている CCD は可也小さく分解能は余り高い物では無いのかも知れない。

CCD -レンズ間の距離を調整してみたところ解像度の見当が付いた。  結果から申し上げれば
可也レンズから近いところに焦点が合わせてありインターフォンに顔を近づけた際のことを
想定している様に想えた。 サテ、後は各取り付け金具だが上手く手に入るか?

コメント
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