この前、知り合いの大学1年生のお孫さんが
「僕は、まだ一度も大学に行っていないし、クラスメイトとも会っていない。
オンライン授業で画面に映る顔を見て、顔だけは知っているんだけどね。」
と話していました。
小・中・高は授業が再開され、みんな夏休みも返上して
学校に通っているのに、どうして大学だけが再開されないのか?
ずっと不思議に思っていました。
理由を聞いて、「あ~、そういうことか。」と思ったのですが・・・。
その理由というのは
●学生の中には、通学の移動距離が中に長い人がいる。
確かに、そうです。
大学は、小・中・高と違って、「学区」なんてありません。
私は、東京の大学に進学し、大学の近所に下宿をしていましたが、
クラスメイトの中には、一番遠くて茨城から通う子もいました。
●大学生は行動範囲が広い。
成人もいますから、お酒の飲めるような場所に行くこともできるわけですね。
また、ゼミやサークルの合宿などで遠方に行くこともあります。
●一般教養の授業は、広い講義室で大人数で行われる。
大学の授業、そして大学生の生活スタイルというのは、
小・中・高と違って、感染拡大につながりやすいと、説明されていました。
オンライン授業の質にも寄ると思いますが、
ずっとパソコンの画面だけを見て、課題に追われる毎日では
「何のために大学に行ったのか?
何年待てば、普通に授業が受けられるようになるのか?」
と、ゴールの見えない不安に苛まれることと思います。
私は大学生ではありませんが、オンラインで勉強させていただくことがあります。
一番苦手なのが、生配信のオンライン講座。
「明らかに、先生、間違ったこと言ってるし!!」
「カメラに手が映って、肝心のモノが見えません!」
なんてことがあって、イライラが募ります。
その点、オンデマンドだったら、間違いは訂正されているし、
自分が見たい時に何度でも見ることができるから、
教科書を画面で見ている感覚になります。
でも、これが大学の授業だとしたら、
永遠にできることではなく、あくまでも補完的なスタイル。
すべての授業を対面にすることが難しいのなら、
対面かオンラインか学生が選択できるようなスタイルが実現することを
願います。
Go to travelよりも
まず、Go to universityを実現させてあげて!!
【写真は、我が家に遊びに来ていたノラちゃん親子】