今日は、県立総合病院でエコーの検査がありました。
消化器科のK先生は、浜松の病院にいらした時から
ずっとお世話になっています。
初めて、先生の診察を受けた時、そのわかりやすい説明の仕方に、
思わず拍手を送りたくなったほど・・・。
説明は、こんな順序で行われました。
①まず、結論
②症状についての説明は、ポイントがいくつあるのかを
先に述べてから、その肉付けをしていく形。
(患者としては、話を聞く心の準備がしっかりできます)
③最後にまれな症例を付け加え、今後の治療の計画を立てます。
私も人前でお話させていただく機会が多いので、
先生はこのお話の仕方をどこで身につけられたのか
大変気になっていました。
そこで、今日、検査後に思いきって質問してみました。
「私、先生のお話の仕方がとても好きなんです。
それは、やはり学会のように限られた時間の中で、
ご自分の研究発表などなさる機会が多いから、
自然と身についたものなんでしょうか?」
すると、意外な答えが・・・!
「いや~、違いますよ。
僕はバイクとか車が大好きなんですが、
修理工場などに行くと、専門用語を連発されることがあって、
わけがわからず、不安になることがあるんです。
だから、その時の気持ちを忘れないようにして、
患者さんの立場に立って、お話するようにしています。」
野菜ソムリエになる時も、「生活者の立場に立って・・・」ということを
常に教えられました。
相手が何を一番知りたいのか、
どんなふうに話を進めたら一番わかりやすいのか、
聞く人の立場に立って考える・・・
これは「伝えること」を生業とする者にとって、一番大切なことですね。
K先生、すてきなお話、ありがとうございました。