UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

今どきの聖夜・・・あるいは法王さまへのお願い・・・

2014-12-26 01:51:30 | 日記

今夜は昨夜の法皇さまのお話から転じて、リアルな教会の話です

 今日、何人もの元気な高齢者たちと雑談会のようなものをしました、GGIが一番若いという集まりでした

 昨日はクリスマスイブでしたので、みなさん教会なんかに行かれたのですかとGGIはたずねました

 にわかクリスチャンも含めて三人が行ったと答えました、GGIはマザーが生前行っていた教会の方に来るようにと言われていましたが、敬虔なる信仰とは縁無き衆生でありますので遠慮させていただきました

 GGIが「それで、やはりキャンドルサービスなんかするのですか」と聞きましたら三人がそれぞれ答えました

 一人の信徒であるオジサン曰く
「キャンドルサービスと言っても、ロウソクではなく、ペンライトというのでしょうか、電池式のものでしたよ、スイッチなんかが付いていて・・・」

GGIのマザーが行っていた教会に行った適当信徒であるところのオバサン曰く
「そうなの、私の行った教会も同じ、ろうそくではなく電気式です、若い人がコンサートなんかで振り回すペンライトと同じこと、興ざめでした・・・」

もう一人のにわかクリスチャンのオバサン曰く
「私が行ったのはあのヴォ―リスさんが造ったといわれる教会です、だからそんなことなありません、ちゃんとろうそくでしたよ,とてもいい雰囲気でした」

 まったくワッハッハであります、今どきの教会、教会といえども神と共にだけではなく、時代の移ろいと共にということでありませうか、ペンライトではなんとも様にならないではないかと、GGIは先日の日記に書きました《死刑執行の停止を求める諸宗教による祈りの集い》のことを思いだしました、この集いでは、セレモニーの最後に行われる献灯のために、会場の後ろに平たいグラスに入れられたロウソクが用意され、あらかじめ火が灯されていました。

 今夜の写真は、この集まりで用意されていた献灯のためのロウソクです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 ロウソクといえばフランスのガストン・バシュラールという哲学者が「蝋燭の炎」という著作でこのようなことを記しています

 「電灯は、油で光をつくりだしていたあの生きたランプの夢想をわれわれにあたえることはけっしてないだろう。われわれは、管理を受けている光の時代に入ったのだ。」

 そして時代は移り、電燈が駆逐され、蛍光灯も駆逐されつつあり、青白きLEDの時代となりました

 法王さま、GGIは法王さまの昨日のお話を新聞で読ませていただき、おっしゃっておられることが深く心に刻まれました、法王さま、私は信仰無き人間ですが、ひとつお願いがございます、最近、クリスマスが近づきますと街角にやけにバッコするようになった、クリスマスに便乗した商魂たくましい青色LEDをはじめとした見苦しいイルミネーションを駆逐していだけないでせうか、あまりにもバッコいたしておりますので最近は《クリスマス=イルミネーション⇒クリスマスケーキよりアルコール⇒忘年会》ということになってしまっております、おいそがしいことと存じますが、私どものお願いについてご検討いただければまことに幸いです、法王さまにもよき新年が訪れますよう、お祈り申し上げます

 グッドナイト・グッドラック!


今宵聖夜は法王さまのお言葉に耳を傾けて・・・

2014-12-25 01:19:39 | 日記

今宵はクリスマスイブ、聖夜でありますので、GGI、キリスト教徒ではありませぬが法王さまのお言葉に耳を傾けることにいたしました

 24日付けの朝日新聞夕刊に、昨年3月に就任したフランシスコ法王が22日、枢機卿らに向けたクリスマスのあいさつでバチカン(法王庁)の官僚的体質を厳しく批判したと報じられていました

 法王は「バチカンが患う15の病気」を語られたそうです、新聞記事にはこれらの15の病気の一覧が掲載されていました

 今夜の写真はこの一覧表です、よろしければクリックしてとくとご覧くださいませ

 一覧表の内容は簡単に申しますと以下のようなものです、なかなかの思い切った内容であります

   自分たちが不滅で不可欠だという感覚:自らを批判し改革できない法王庁は病気だ
   働き過ぎ
   心が石のように頑固になること
   計画しすぎること
   調和なく動くこと
   精神的な認知症
   張り合ったり虚飾に走ったりすること
   存在の「統合失調症」:現実の人と向き合わず、官僚主義的な仕事に収まっている
   陰口を言う
   上司を神格化する
   他者への無関心
   お葬式のような深刻な顔
   物欲
   閉じられた「内輪」を優先する
   世俗的な利益を求め、見栄を張る

 みなさん、どのようにお感じになるでせうか、アベ坊やさまをはじめとした「先生」と呼ばれるのに慣れきっている政治家のみなさん、霞が関をはじめとした高級お役人のみなさん、宗教界のみなさん、象牙の塔のみなさん、世界に冠たる日本の大企業のエライさん、などなど、日本のエスタブリッシュメントの方々、あるいは自分はエスタブリッシュメントだと思っておられる方々に、聞かせたい言葉が並んでいますね

 えっ、なんですか、ヒトのことばかり言っていないでGGIも自分の胸に手を当てたらどうなんだ!とおっしゃるのですか?

 おっしゃる通りでございます、実はさきほどから胸に手をあてているのですが、どうも今夜あたり喘息が出そうで若干息苦しく心配です、やはり思い当る点があるせいでありませうか・・・

 ですから今夜はこのへんで早々と失礼させていただきます

 グッドナイト・グッドラック!


眉目秀麗、庭は広くならなくても額は広くなります・・・

2014-12-24 01:22:19 | 日記

昨日、わが庭もカットされてサッパリしたことだし、今度はわが伸びすぎた髪をカットしてもらうことにしました、JR湖都の駅前の10分、1000円カット屋さんがなくなってからは、カット屋さん探しに若干GGIは苦労しています

 隣町には1000円カット屋さんがJRの駅の近くに数軒あるのですが、湖都市内の中心部にはありません、あるのは約1500円カット屋さんです

 しかたがありませんので、数か月前、わが八重葎庵と目の鼻の先にある二年ほど前に開店した大型―スーパ―、そのなかに約1600円カット屋さんがありますので行ってみました、このカット屋さん、長いめにカットしてね、と頼んでしばらく居眠りしておりましたら、その間にカットは済んでおりました

 鏡のなかにはヘンに短く刈りこんだガキンチョふうのオッサンがこちらを見ておりました、居眠りしたのが失敗でありました

 出会う知人たちには、「GGI、さっぱりしたなあ」など妙に感心されてしまったのですが、それでは今まではかなりむさくるしかったということになりますので、GGIはまことに不愉快でありました

 まあGGIのオツムはたいしたものではありませんので、あまに気乗りはしなかったのですが、他にあてもなく、仕方がないので今回もこのお店でカットしてもらおうかと行ってみました、しかし、年末でお客さんが増えだしていて、「まあ、二時間まちですね、明日?同じようなものでせう、平日のお昼前後ならいくらか空いているかもしれませんが・・・」

 それで今日はあきらめることにしてマックスバリュさんや西武さんに買い物に行きました、独居老人の年末というのは新しき年を迎えるために何かと雑用や家事に勤しむわけではありませぬ、でもカレンダーぐらいは新しいのを思って、買い求めました

 買い終わってから、そうや、西武さんのまえ、駅前の大通りに美容院があったなあ、あそこはカット1500円(ブローつき)と書いてあったはずや、値段がたいして変わらないのだから、ひとつ美容院なるもので髪をカットしてもらうかと思いつきました

 おそるおそる美容院のドアは押しましたら、なかにはオバサンたちをはじめ結構人がおりました、以前はメガネのチェーン店だったのですが撤退して美容院がお店を出したのです、シャンプー専用の座席がいくつもあったりして、中は広々としております、何人もいる美容師さんたちはなかなか忙しそうであります

 しばらく待っておりましたらGGIの番になりました、40代前後の元気のいいお兄さん美容師さんが案内してくれました、シャンプー専用の席で髪をお湯で濡らしてからタオルを巻かれカットをする椅子席に連れていかれました、お兄さんが椅子の足元のペダルを踏みますと、高い高い高~い、になり真に快適であります

 お兄さんがGGIに聞きます、

どのようにしますか?、

そやなあ、ハンサムにしてほしいなあ、ハンサムに・・・

分りました、おまかせください

 どまことに気軽な返事です、大丈夫でせうか?でもこのお兄さん、なかなかのベテラン、この仕事をもう18年以上もやっているとのことでありましたので、細かいことは言わず全面的におまかせ、GGIはひたすら世間話でありました

 年末、これから忙しいなります、そやけどですねえ、ぼくら、日給月給なんですワ、だから休むとそれだけ引かれるんです・・・

 アベノミクスなんてどこの話でありませう、世間は厳しいのであります、なんやかんやと話しながら、それでもお兄さん、手だけはリズミカルに休むことなく動いております、1000円カットはだいたい10分ではい終わりというところですが、1500円でしたのでもう少しかかりました

 このお兄さん、腕はなかなかのものです、鏡の中のGGIはみるみるうちにハンサムボーイに変身していきます、最後は眉目秀麗、額が広くなっておりました、これにはびっくり、額が広くなるなんて大発見でした!

 すっかり終わってから、「ありがとう、ほんまにハンサムになるとは思ってなかった、おおきに」といって1500円出しましたら、ええっと、消費税込みで1620円です・・・

 アッチャ~、そうですよね、とあわててポケットをまさぐり、もう120円払ったのであります

 今夜の写真はGGIの顔面、極秘情報でありますので上半分だけです、眉目秀麗、額が広くなりすっかりハンサムになっております、どこが?などと雑音を発される方はクリックしてご覧になる資格はありません、サッサと手洗いに行って寝てください、鏡の中のGGIですので左右反対です

 GGI、大変ご満悦でありました、最近ご満悦なんていう経験はほとんどしておりませんので、有頂天になって妹に「おい、カクカクシカジカで額が広くなった、オレ、ハンサムになってしもうた」と電話しましたら、「どうせ一晩寝たら、髪、クシャクシャになってそれで終わりです」と断言されてしまいました・・・・

 グッドナイト・グッドラック!


鳰の海・・・

2014-12-23 00:39:11 | 日記

日曜日の午後、知人がやってきました、独居老人の慰問だそうであります、まことにありがたいことでありますが、厳しいことをGGIに申しました

 GGIよ、寒いからといって家にじっとしてたらあかん、一日に一回は外に出るようにしなさい」

 まことに有難きお言葉でありますが、実は前日の土曜日もGGIは寒い中お外に出ていたのでありました

 土曜日は今年最後の脱原発デモを行う予定でありました、でも朝から小雨、昼過ぎから本降りになりました、冬の冷たき雨であります、よわったなあ、この雨ではなあ、中止するかなあ、さぼってしまうかなあと優柔不断名人のGGI、迷っておりましたら、元気な青年が、申しましても40代前半の人物ですが、車でやってきて申しました

 「この雨やしなあ、今日はなあ・・・迷うなあ・・・」

「何言っているのですか、GGIはデモの呼びかけ人の一人でしょう、そんな薄志弱行でどうするのですか、とにかく集合場所には行かなければいけません」

 かようなしだいで午後1時すぎ、車に押し込められ集合場所のJR駅前に連れていかれました、すでに四、五人が集まっておりました

 GGI、車をおり傘をさしてから、GGIより一回り若い、デモの先導役の人物に対して高らかに言い放ちました

 「おい、この雨や、冷たい雨や、氷雨や、涙雨や、おれは雨にも負け、風にも負け、雪にも負ける主義や、それが人生や、だから今日はデモ、中止しよう!」

「何言っているのですか、いままでも雨のとき、デモやったじゃないですか」

「あれは夏のことやろ、夏の雨は気持ちがいいし、秋の雨はポエチックやけど、冬の雨ではなあ・・・」

「夏も冬も関係ありません、散歩ではありません、だからやります」

「でもなあ、君、やりますって言ったって、四、五人しか来てないやないか」

「ほんまやなあ、このくらいならオレの家族集めただけでデモができることになるなあ、こんなんならデモの届けなんかいらんなあ」

「そやろ、だから今日は中止にしよう」

でもこの人物は宮沢賢治が生涯過ごした東北の地の出身でありますので、雨なんかに負けるつもりは毛頭ありませんでした

まあ、仕方がないなあと思いながら駅前をブラブラしておりましたら、何となくデモの参加者があつまり、結局は二十数人に達していました

GGIさん、ほらご覧なさい、みなさん雨にも負けずで、これだけ集まったのですよ、記念すべきことです、GGIさんは嫌ならお帰りになって結構ですよ、意志薄弱な人間が一人いようが,いなかろうが、変わりはありませんから」

まあ、ここまで言われてしまいますとデモに付いていかないわけにはまいりませぬ、でも雨だけではなく、GGIのヤスモノの古い靴、全面的に浸水の被害にあい、まことに辛き土曜日の午後でありました

 かようなしだいでありますので日曜日は蟄居していてもよかったのですが、この独居老人慰問という気まぐれを思いついた知人が申しました

 「あのなあ、シュークリームとかしわ餅、買ってきた、あそこのコンビニで熱いコーヒー買って、湖岸の公園のベンチに座って飲もう」

「このクソ寒いのに湖岸なんかに行くのか、冗談じゃない、風が冷たいぞ、それに冷たいベンチなんかに座ったりしたらケツが冷えて、ジになってしまうぞ、おまけにそんな寒いところでかしわ餅、食べる気か、何を君は考えているんや、かしわ餅の相手は暖かいコタツと熱いお茶やろ」

「まあ、そんなこと言わずに、スーパーで千円で買ったというあのベンチコートを着たら大丈夫、さあ、外に出よう、クリスマスも近いことだし」

「クリスマスなんか関係ねえだろう!」

 しかしながら、せっかくのご厚意でありますので、コンビニに立ち寄り熱いコーヒーを手にして湖岸の公園へと向かいました

 風は冷たいのですが、やはりすばらしき景色でありました、わがマザーレイクと称されている、淡海とも鳰の海とも称される琵琶湖が一番美しいのは冬とGGIはいつも思っているのですが、その通りでありました

 ふと湖面に目をやりますと、琵琶湖を象徴する水鳥、鳰(にお)君たち、別名かいつぶり君たちが大挙して、湖面にのんびり、思い思いに全面展開しておりました、こんなにたくさん集まっているのを目にしたのは久しぶりのことでありました

 今夜の写真は鳰くんたちが浮遊している湖を撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 グッドナイト・グッドラック!


「クリントンよ、カストロはラテンなんや、ラテン」とミッテラン大統領・・・

2014-12-22 00:19:22 | 日記

1218日に、永年にわたり犬猿の仲であったキューバと米国が国交正常化の交渉に入るというニュースが流れました、新聞報道によればキューバと米国の仲をとりもったのはローマ法王(バチカン)であるとされています

 米国を震撼とさせた、カストロに率いられたキューバ革命はGGIが高校生のころのことでありました、革命前の武装蜂起に失敗して獄中に囚われていたときの「歴史は私に無罪を宣告するだろう」という彼の言葉がGGIの記憶に残っています

 ローマ法王がこのたび米国とキューバの橋渡し役を務めたと報じられているのを知って、GGIはやっぱりそうかと、いつだったか忘れましたがフランスでミッテラン氏が大統領であったころのエピソードのことを思いだしました、ミッテラン大統領が米国のクリントン大統領と会ったときのエピソードですから1990年ごろのことです

 ミッテランがキューバ問題について息子のような若きクリントンに諭すように忠告しました

 「あんなあ、クリントンよ、カストロなあ、あいつラテンなんや、コミュニストなんかやない、分かったか、ラテンや、ラテン、共産主義者なんかやない、そやからいつまでもバカの一つ覚えみたいに経済封鎖なんかしていないで、もっとキューバと仲良うしなさい、フランスもカトリック教徒がようけいてラテン系の国やから私にはカストロのことはよう分かるんや」

 クリントン坊やはミッテランのいうことをききませんでしたが、ミッテランの言うとおりなのであります、カストロの伝記を読みますと、彼は中学か高校のころミッション系の学校に通っていたとも書かれていますので、多少なりともカトリックの影響を受けているのではないかと思われるのです

 また、いつであったか、カストロが現役時代、法王がキューバを訪問したときのことだったでしょうか、あるいは別の機会であったかもしれませんが、法王に会った際、彼はトレードマークの軍服姿ではなく背広姿であったことをGGIは記憶しています、その写真を見てGGIは、カストロは法王に敬意を表したのだと思いました。

 かようなしだいで、このたびローマ法王が橋渡し役を務めたと知って、GGIはミッテランの言っていたことは当たっていたなあと思ったのでありました

 ミッテランが言うとおりカストロがラテンであることを示す別のエピソードもあります

 カストロは国連総会に出るため米国を訪れたさいにクリントン大統領夫人にも会いました、このときカスロトは夫人の印象を記者たちに聞かれて「美しい人だ」といったんは答えたのですが、すぐにあわててこの言葉を取り消しました、ラテンの世界では他人のヨメサンについてそんなことを言うと、気があると見なされ、刃物沙汰になりかねないからです

 今夜の写真は米国とキューバが国交回復交渉に入ることを伝える新聞記事です、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 グッドナイト・グッドラック!