UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

「クリントンよ、カストロはラテンなんや、ラテン」とミッテラン大統領・・・

2014-12-22 00:19:22 | 日記

1218日に、永年にわたり犬猿の仲であったキューバと米国が国交正常化の交渉に入るというニュースが流れました、新聞報道によればキューバと米国の仲をとりもったのはローマ法王(バチカン)であるとされています

 米国を震撼とさせた、カストロに率いられたキューバ革命はGGIが高校生のころのことでありました、革命前の武装蜂起に失敗して獄中に囚われていたときの「歴史は私に無罪を宣告するだろう」という彼の言葉がGGIの記憶に残っています

 ローマ法王がこのたび米国とキューバの橋渡し役を務めたと報じられているのを知って、GGIはやっぱりそうかと、いつだったか忘れましたがフランスでミッテラン氏が大統領であったころのエピソードのことを思いだしました、ミッテラン大統領が米国のクリントン大統領と会ったときのエピソードですから1990年ごろのことです

 ミッテランがキューバ問題について息子のような若きクリントンに諭すように忠告しました

 「あんなあ、クリントンよ、カストロなあ、あいつラテンなんや、コミュニストなんかやない、分かったか、ラテンや、ラテン、共産主義者なんかやない、そやからいつまでもバカの一つ覚えみたいに経済封鎖なんかしていないで、もっとキューバと仲良うしなさい、フランスもカトリック教徒がようけいてラテン系の国やから私にはカストロのことはよう分かるんや」

 クリントン坊やはミッテランのいうことをききませんでしたが、ミッテランの言うとおりなのであります、カストロの伝記を読みますと、彼は中学か高校のころミッション系の学校に通っていたとも書かれていますので、多少なりともカトリックの影響を受けているのではないかと思われるのです

 また、いつであったか、カストロが現役時代、法王がキューバを訪問したときのことだったでしょうか、あるいは別の機会であったかもしれませんが、法王に会った際、彼はトレードマークの軍服姿ではなく背広姿であったことをGGIは記憶しています、その写真を見てGGIは、カストロは法王に敬意を表したのだと思いました。

 かようなしだいで、このたびローマ法王が橋渡し役を務めたと知って、GGIはミッテランの言っていたことは当たっていたなあと思ったのでありました

 ミッテランが言うとおりカストロがラテンであることを示す別のエピソードもあります

 カストロは国連総会に出るため米国を訪れたさいにクリントン大統領夫人にも会いました、このときカスロトは夫人の印象を記者たちに聞かれて「美しい人だ」といったんは答えたのですが、すぐにあわててこの言葉を取り消しました、ラテンの世界では他人のヨメサンについてそんなことを言うと、気があると見なされ、刃物沙汰になりかねないからです

 今夜の写真は米国とキューバが国交回復交渉に入ることを伝える新聞記事です、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 グッドナイト・グッドラック!

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