UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

わがガーデンの晩秋はもうほとんどモネ状態・・・美(神)が細部に宿っています・・・

2014-12-02 00:46:06 | 日記

一昨日の日記で、わがガーデンの「どこがモネやねん!」などとおっしゃる方は、サッサとオネンネしてください、などと大変失礼なことを申しあげました、しかしその後、わがガーデンはもうほとんどモネ状態といってもよい風情になってまいりましたので、今夜は「ここがモネやねん」と自信を持って申し上げることができる写真をお見せいたします

 もう冷たい北風が吹きだしているというのに八重葎庵はまだ晩秋なのかとおっしゃるかもしれません、でもどういうわけか、まるでエア・ポケットのように八重葎庵近辺だけがいまだに晩秋なのです

 ですから、もうしばらく辛抱くださり、どうか今夜の写真をクリックしてご覧くださいませ

 いかがでしょか、もう説明なんか必要でないですよね、もうほとんどモネ状態と申しますか、モネそのものであると言ってもよいでありませう

 ミース・ファン・デル・ローエという建築家は「美(神)は細部に宿る」と言っておりました、彼は建築家でありますから「細部」というのは建築のディテールのことを指しているのでしょうけれど、このことは単に建築に当てはまるだけではありませぬ、自然界の美においても、人生における美においても然りなのであります、

 自然界においても美は、神は、細部に宿っているのです

 今夜の写真の光景、どこが細部なんだ、どこに神さまは宿っているんだとおっしゃるのですか?まだそんな駄々をこねる子供のようなことをおっしゃるのですか、もう素直な気持ちになって降参されてはいかがですか

 この写真を眺めていて、GGIはなぜわがガーデンの風情がモネの庭に似て来るのかを若干考察してみました、そしてある一つの明快なる結論に達しました

 よく日本の文化や文明を論じた文章などに、日本人は自然と共に暮らす、西洋人は自然を征服しようとする、などともっともらしいことが書かれていることがあります、しかし、、これはGGIの考えによれば、まったくの俗論であります、

国は敗れたけれどまだ山河があったじゃないかとばかり、戦後、国土の隅々にたいるまで乱開発による人工物で埋め尽くしてきました、これでだけ開発なるものが全土にいきわたっている国は稀有の存在でありませう、いまや日本人は自然とともにくらしてなんかおりませぬ、自然をコントロールしまくっているのです、

庭、庭園に関しても然りであります、自然とともになんてというのは俗説です

 すなわち名園と称されている日本のお寺や屋敷などの庭園は、たとえば竜安寺の石庭などは、一見自然を生かしているように思えますが、どのような印象を見る人々に与えるか実は計算づくで作られているのです、その意味において庭園の草木はすべて完全にコントロールされています、そしてイギリス庭園なども見事に自然をコントロールして作られています、これらの庭園はコントロールの仕方は異なっていても、自然を完全にコントロールしていると言う意味においてはまったく同じなのです、これらの庭は一本の雑草も許すまじという冷徹な意思の産物であります、ただ日本庭園の方がコントロールの仕方が巧妙なのでありませう、盆栽というのも、これでもかと言わんばかりの自然のコントロールであります

 自然を完全にコントローした庭は、なるほどよくできた眺めではあるのですが、何かが欠けているように思います、ただ整然として美しいだけであり、退屈きわまるなあなどとGGIは思うのであります、まあ、容姿を整え過ぎた美人が退屈なのとおなじことでありませう

 一方、モネの庭はどうでしょうか、彼もここにあれを植えて、あっちにこれを植えてなどと色々考えて庭造りに励んでいたものと思われますが、彼には自然を完全にコントロールしようという気持ちはなかったように思われます

 彼は、だいたいこんな感じになればいいのになあとアバウトに考えて、あっちにこれ、こっちにあれを植えれば、そしてあとは自然にまかせれば、全体として色彩豊かな素晴らしい庭になっていくだろうと思っていたのではないかと思います、そして、おそらく自然にまかせることにより、自然の光と風により、美が、神が細部に宿ると考えていたのでありませう

 つまりモネの庭は妙なコントロールが施された部分は少なく、自然にまかせている部分が大であるため、結果としてすばらしい庭になっているのではないかというのがGGIは勝手なる考察の結論です

 そして、もちろんわが八重葎庵のガーデンも、人間によるコントロースは皆無にちかく、自然にまかせっきりであります、ですからわがガーデンがモネ風になりますのは当然と言えば当然なのであります

 つまり、何事も自然に任せるのが一番なのです、人生も然りであります・・・なんて今夜もまたいい加減な思いつきを書いてしまいました、ゴメンナサイ・・・・

 グッドナイト・グッドラック!

コメント
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