先日の日記に、GGIはリッパなリッパな県の危機管理センターなるものが県庁の敷地内に建設中であることを記しました
GGIは、「なんとリッパすぎることよなあな」などと思いながら建設現場を横目に見て県庁に出向き、若干の用事をすませてから階段を下りてきましたら、正面玄関のホールに小学生の一団がたむろしておりました、この寒いのに県庁に見学に来たのでありませうか
写真は小学生の一団です、よろしければクリックしてご覧くださいませ、みんな、先生のことをよくきく、すなおな良い子ちゃんたちのように見えます、それで、小学生たちのよこを通り過ぎるときにGGIは言ってやりました
おい、君たち、こんなところにいたら危ない、いま大地震がきたら、みんな県庁の下敷きになって死んでしまうぞ
ウソや、オッチャン、こんな太い柱もあるし、大丈夫や!
ウソやない、あのなあ、この県庁で一番エライ人、知事さんはなあ、大地震で県庁がつぶれたらえらいことになるって言わはって、そのときに逃げ込むための頑丈な建物をいま、この県庁の横手に建ててはるのや
オッチャン、ボクらのその話知ってる、さっき聞いた、知事さんが言うてはった、いま大地震がきてもみなさんを救うことができるように、リッパなリッパな建物つくってるとこやと言うてはった
そうか、オッチャンが言うてるのはそのことや、その建物、「危機管理センター」って言うのや
ふ~ん、危機管理って、いったい何をすることなの?
危機を管理することや
危機って何?管理ってどうすること?
危機っていうのは何か危ないものや危ないことや、それをしっかり捕まえて冷蔵庫か何かの中に閉じ込めて、悪させんようんしておくことが危機管理や
ふ~ん、そうか、そやけでオッチャン、危機管理っていうけど、危機って管理できないから危機じゃないの?管理できるような危機は危機とは言えんのちゃうか?
君、なかなかカシコイなあ、その通り、ほんまは君の言うとおりや、管理できんから、すなわちコントロールできんから、ノーコンやからまさしく危機なのや、そやなの、いつの頃からか、誰かが「危機管理」というケッタイは言葉を勝手に発明して世の中に大流行させよったんや、それでアホなオッサンたちが危機は管理できると信じよったんや
オッチャン、その流行させたヤツも悪いけれど、流行に乗せられるヤツも悪いのちゃう?
君、ほんまにカシコイなあ、そのとおりや、こんなケッタイな詐欺のような言葉が蔓延したため、アホな連中が何でも、どんな危機でも管理できる、コントロールできると言いふらしてるんや、大地震も、大雨も、原発事故も、汚染水も、不景気も、大恐慌も、物価も、戦争も、テロも、歴史感も、特定秘密も、宇宙人も、市民も、小学生たちも、なんでもかんでもコントロールできると思い込んでいるのや、
そうか、オッチャン、ボクわかった、そやから「危機管理センター」というのは正確には「危機を管理できたらええけど、ほんまは管理なんかできんなあセンター」ということなんや
君、ほんまにカシコイ!オッチャン、自分ではカシコイつもりで長年生きてきたけど、おさない君のほうがよっぽどカシコイ・・・
オッチャン、べつに無理してほめてくれなくてもいいよ、オッチャンと違ってボク、自分のことはよ~く分かっているから・・・
グッドナイト・グッドラック!