先日県庁の前を通りかかりましたら何やら大工事が始まっておりました、県庁本庁舎の横にあったが元県警本部のビルが取り崩され、新たなビルが建てられようとしているのです
ここでいつもながらお手数ですが写真をクリックしてご覧ください、工事現場を囲むフェンスに掲げられていた、新たな建物、すなわち湖国の「危機管理センター」なる建物の完成予想図です
ずいぶん立派そうな建物であります、この「危機管理センター」で地震雷火事親父だけではなくテロにも対応するのだそうであります、総工費は30億円超だとのこと、湖国の財政も逼迫しておりますが、大地震でも来たら現在本庁舎内にある危機管理部局が機能しなくなるかもしれない、そんなことにならないようにこのビルを建てるのだそうであります
GGIは福島原発事故のずっと以前から県の防災危機管理局に対して原子力防災計画に関してあれこれ注文をつけてきた経験がありますので、ビルを建てる前に職員の能力を高め真のパブリック・サーバントして働くよう教育を施すことが先であろうと考えるのであります・・・
湖国は6年ほど前にも総ガラス張り10階建てぐらいのリッパなリッパな県警本部ビルを湖岸の近くに新築しました、設備費を入れての総工費は何と240億円、国からの補助金もあったのでしょうけれど、巨額の費用です
建物の周囲をガラスの壁で二重に覆うなど、あまりもリッパに作り過ぎたので携帯電話の電波が室内に届きにくくなって、あわてて電波増幅装置を室内に導入したというアホな話もありました、京都府の人口は湖国の2倍の約240万、京都府警本部は古びた3階建てのレトロなビル、わが湖国は人口約130万、ですからこのポストモダン豪華県警本部新築工事は明らかにハコモノ、ムダ遣いの象徴であると、GGIの勇気ある知人が建築工事差し止めの訴訟を起こしたのですが、あえなく敗退・・・
しかしわが知人の訴えを退けたものの、マスコミに対して、機器や設備に関してはできるかぎり再利用に努めると弁明せざるを得ませんでした(ただし、ほんとうに再利用に努めたかどうかは、大いに疑問です)
現知事さんは、新県警本部ビルが完成したときに「これで県民の砦ができた」とのたまいました、アラモの砦でもあるまいし、インディアンか誰かが湖国に攻めてくるとでも言うのでありませうか、GGIは知事さんの語彙不足というか無教養ぶりにあきれてしまいました、ちなみに昨年の湖国における犯罪増加率は全国で二番目か三番目という高い値のものであり、まことにリッパなものであります
そしてこのたびは、懲りもせずに、写真でもお分かりなように、リッパなリッパな危機管理センタービルでございます、このビルが完成してほんとうに「危機管理」とやらができるのかどうかは別といたしまして、全国でも有数のリッパな危機管理センタービルとなることは間違いないでありませう、この湖国の危機管理センターの完成予想図を政府の安全保障関係者が目にしたら、そうだ日本版NSCもこれに負けないリッパはハコモノを建てなければと思ったりするのではないかとGGIへ懸念しております
国土強靭化や防災などを理由にヒトからコンクリートさんへの再来が公共工事への税金垂れ流しが全国で始まっており、湖国はその先駆けとなりつつあるのでせうか・・・
グッドナイト・グッドラック!