いま湖国では福島県での除染作業で生じものと思われるセシウムに汚染されていることが明らかに認められる木材チップのことが問題になっております
この汚染木材チップは、「さまよえる放射能汚染廃棄物」と題して1月24日の日記にも書きましたが、昨年の春ごろに不心得な業者により湖国に持ち込まれ、湖北の町の某河川敷に不法投棄されたものです
県は長らくの間、この廃棄物を撤去することをサボっていたのですが、昨年の暮れになって民間の某業者を使って撤去作業を開始、昨日(2月4日)のニュースでは、知事さんが「予定よりも遅れているが6割がた撤去し搬出した、月内に完全に原状回復を図る予定」だと説明しておりました
ところが、この問題に関与していたとみられる業者は県の指示に対してどのように回答したのか、業者が提出したとされる原状回復のための計画書の内容はどのようなものなのか、撤去したあとどこへ搬出したのか、その後どのように処理するのか(あるいは処理したのか)、県は一切明らかにしておりません
このため、汚染木材チップが不法投棄された湖北の町で活動を行っているわがGIAの有能なるエージェント、「第二の男」氏が次々に情報公開請求を行っているのですが、次々に肝心な部分を完全に黒塗りにした文章を公開したり、あるいは「そんな文書は存在していない」として非公開にしています、
これでは湖国の情報公開条例は情報非公開条例と名称を改めるべきではないかと言いたくなるほどであります、特定秘密保護法顔負けの徹底した隠蔽主義です、このため、第二の男は次々に知事に対して次々に異議申立てを行わなければならず、GGIもGIAの一員として彼を強力にサポートしなければなりません
ここで県の秘密保護ぶりの一端をお見せします、いつもながらお手数ですが写真をクリックしてご覧くださいませ
写真は昨年の10月はじめに、染木材チップが不法投棄されている河川敷の管理責任を負っている県の機関が出した原状回復を命じる指示書に対する、この問題に関与しているものと考えらえる三人の業者の回答書です、
ご覧のように、業者の名前はもちろんですが、肝心の回答内容の部分が完全に黒塗りにされています、真っ黒けのけであります
昨日の記者会見で知事さんは「いずれ適切な時期が来たら、これまで伏せてきた情報も公開する、それが政治家の説明責任だ」と胸を張っておっしゃっていましたが、果たしてどうなるのでありませうか
とりわけ問題なのは、撤去した後、いったいこの放射能に汚染された廃棄物をどこへ持っていったのか、そしてどのように処理するのか(処理したのか)ということであります
知事さんは「この問題に関して県はむしろ被害者であり、したがって今後このようなことが起きないようにすることを政府に要望したい」とおっしゃっていたのですが、撤去して持って行った先(おそらく県外の某所)で果してどのような方法により処理するつもりであるのでせうか、結局は家庭ごみ並みの「一般廃棄物」として処理したということになったならば、問題が再燃し、その場合、今度は「県も加害者」ということになりかねないのであります
知事さん、だいじょうぶですか?
グッドナイト・グッドラック!