民家の記録 仙台市郊外の女川町にて(7903)
東京駅の屋根 (0606)
■ 宮城県仙台市の郊外、女川町の辺りは国内では数少ない粘板岩の一種、玄昌石の産地。
私が訪ねた30年近く前にはこのように外壁に玄昌石を張った民家が点在していた。現在でも残っているのだろうか・・・。 魚のうろこに似ているのでうろこ葺きと呼ばれる。壁だから、うろこ張りとした方が適切かも知れないが。他に亀甲葺きと呼ばれる葺き方もある。どちらも一段毎、千鳥に材料を並べる一文字葺きの仲間。
「地産地消」と最近よく耳にする。地元で採れる食材を地元で消費しましょうということだが、昔は建築の場合もそうだった。地元で産する建材を地元で使う。今のように流通が盛んでなかったころの必然だ。
下の東京駅の屋根の写真は細部が分かりにくいが、民家の外壁と同じ玄昌石のうろこ葺き。宮城の玄昌石を使っていると以前何かの本で読んだ。 自然素材は人に優しい、そして景観にも優しい。
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