透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

松本市立博物館で思ったこと

2024-06-24 | A あれこれ


蒸気ポンプ 
大正2年(1913)
明治45年(1912)に発生した被害家屋1,341軒、死者5人の大火の後に、市民の期待を背負い松本市の中心部に配備されました。
それまでの手押しポンプを圧倒する、蒸気による力強い放水は人々を驚かせました。活躍した期間は長くはありませんが、人々の暮らしを守った消防ポンプとして大切に保管され、博物館に寄贈されました。

以上、説明文。


 昨日(23日)の午後、松本市立博物館へ。午前中にカフェトークしたAさんから誘われたので。

同博物館は昨年(2023年)10月以来2回目(過去ログ)。昨年10月も常設展示を見たが、その時、首都圏在住の友人の感想は「薄いね」。展示品を美しく見せようとするあまり、情報が少ないというのだ。

同感だ。昨日もそう思った。


この様子が上記のことを端的に示している。上掲写真に対応する書籍がそれぞれ「展示」されているけれど、閲覧できるように配慮されてはいない。ぼくは青い表紙の大きな本を開いてみようとしたが、あきらめた。そうこれは閲覧を意図したのではなく、雰囲気の演出なのだろう。

展示品に関する通り一遍ではない詳細な説明が欲しいと思う。街中が博物館であって、この博物館はその入り口、情報のターミナルという位置付けだというのであれば、それに対応する情報が欲しい。スマホに現地までの案内地図が取り込めるというような。時間的に余裕がないという人もいるだろうから、展示してあるものに関する詳細な情報も取り込めるというような・・・。


松本市内にはこの道祖神のような木彫りのものが何体もあるようだが、その全貌が分かるようになっていればうれしいのだが。そう、全ての木彫道祖神の写真展示。木彫りに限らず道祖神マップがスマホに取り込めて、興味のある人がその場所まで見に行くことができるようになっているとか(*1)。

でも、圧倒的な情報量に感動するというのが博物館に対するイメージなんだけど。これって古いのかな。


*1 木彫道祖神は石造の祠に祀られているなどして、普段は拝観できないと思われる(過去ログ)。


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