透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

822 見張り台は残った

2017-05-28 | A 火の見櫓っておもしろい


822 大町市平大出 大出宮の森自然園駐車場 撮影日170528

■ 大町まで所用で出かけた。帰路、偶然出合った火の見櫓の見張り台。

地元の大出公民館を建設する際、邪魔になるということでこの場所に見張り台だけ移設した、と偶々居合わせた地元の年配の方から聞いた。その方は大工さんとのことで、自ら木製の手すりを付け、ベンチを据えたそうだ。また、盗難防止のために半鐘にケージを付けたとのこと。

木槌を吊り下げてあったので、叩いてもよいのか訊ねると、構わないとのこと。叩いてみると紛れもなく甲高い半鐘の音がした、当たり前だけど。

常に持ち歩いているコンベックスで6角形の見張り台の寸法を測ってみると、手すりの1辺の長さはおよそ0.9mだった。ということは直径が1.8mの円に内接するということだ。見張り台の床面から屋根の軒までの高さを測ると約1.9mだった。屋根のてっぺんまでは測れなかったが約3mと見た。

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大町市の郊外にて 写真は火の見櫓ファンのTさん提供

以前この写真を載せた。私が見たものではないが、今日(28日)見たものとは背景が違うし、この見張り台には半鐘が無いから別のものに違いない。