■ 先日の日帰り東京、久しぶりにJR秋葉原駅で電車を降りた。マーチエキュート神田万世橋へは秋葉原駅から徒歩で5分足らず。
神田川に架かる万世橋の歴史は江戸時代の初期に始まるようだが、現在の橋は1930年(昭和5年)に造られたものだという。橋そのものに関心があるわけではないが、基本的なことは押さえておこうと調べてみた。
橋の両端に造られた親柱の造形、とくにその先端に注目。じっくり時間をかけて丁寧につくっていることが見て取れる。実に堂々としていて、存在感がある。上部は屋根としてのデザインが施されているが「和」とは趣を異にする。屋根の上下のなだらかなカーブが優しく、上品な印象を与えている。屋根の先端をどう仕舞うか、腕のみせどころ。
過去ログ:万世橋の隣に架かる昌平橋