透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

448~450 筑北村坂北の火の見櫓

2013-12-07 | A 火の見櫓っておもしろい

 
448 火の見櫓のある風景 東筑摩郡筑北村坂北にて 

 長野県は全国で最も村の数が多く、現在35あります。なぜ長野県に村が多いのか、別の機会に考えたいと思います。

筑北村は本城村と坂北村、坂井村が合併してできた村です。筑北村坂北(旧坂北村)から生坂村を通る国道19号線に至る県道55号線を昨日通りました。道路沿いに点在する集落に火の見櫓が立っているだろう、と予想していました。やはり立っていました。

見つけるたびに「あ、あった!」と声に出してしまいました。地図に火の見櫓をプロットしたサイトもありますが、あらかじめそれで火の見櫓の存在を調べてから出かけても発見の喜びはありません。私はできるだけ見ないで出かけるようにしています(先日京都の西本願寺近くの火の見櫓を載せましたが、その時はあらかじめ存在を確認してから出かけました)。



見張り台に「余分なもの」が無くすっきりしています。もう少し櫓と屋根・見張り台のバランスがいいと、もっと美しいと思うのですが・・・、少し残念です。



脚部のトラスにアーチ状の部材が無く、固い印象です。火の見櫓には錆がほとんど無く、健全な状態が保たれています。左側に鉄筋コンクリート製の防火水槽が写っています。


 
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次に出会ったのがこの火の見櫓です。消防団の詰所とのツーショット。





写真では分かりにくいですが、櫓の外側の梯子にはケージ?防護柵?(いまだに名前が分かりません)が付いています。これがあると上り下りするときの恐怖感がかなり和らぐはずです。

 
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次はこの火の見櫓です。後方には火の見櫓の後継、防災無線柱が立っています。脚元に消火ホース格納箱と屋外消火栓があります(どちらも赤色)。赤色灯のついた消防倉庫もあります。



6角形の屋根と見張り台。吊り下げてある半鐘に製造メーカーのものと思われるラベルが貼ってあります(メーカー名がのぶさんのブログに出ていたと思います)。



この脚部はよくあるタイプです。脚の上部をアーチ状のトラスで繋ぎ、下部は単材という構成。繰り返しますが、私はこのタイプではなく、トラスが脚元まである、東京タワーのようなタイプが好みです。