■ 『ダンゴムシに心はあるのか』森山徹/PHPサイエンス・ワールド新書 、しばらく読んだこの本には「039」という番号が付いています。発刊順に付けられる通し番号です。先日買い求めた『脳の風景』藤田一郎/筑摩選書にも同様に通し番号が付いていて、こちらは「0024」です。
通し番号はPHPサイエンス・ワールド新書の場合3桁表示ですから999まで、一方筑摩選書の場合は4桁表示ですから9999まで付けることができます。年に何点くらいのペースで発行していく予定なのか分かりませんが、仮に50点とすると20年で1000点に達してしまい、PHPサイエンス・ワールド新書はこの表示方法が使えなくなります。4桁表示をしている筑摩選書は同様に考えれば200年OKとなり、充分な点数を確保できているということが言えるでしょう。
ちなみに中公新書の場合は1962年の創刊で、2009年に2000点に達し、『中公新書の森 2000点のヴィリジアン』という新書サイズの記念本が出ました。およそ50年かかって到達したことになります。
発行する本の総数を想定すれば4桁表示が妥当なところでしょう。PHPサイエンス・ワールド新書ではこのような検討がなされたのかどうか、気になるところです。まさか、1000点も出すことにはならないなどと考えたわけではないでしょう。
岩波新書は?講談社現代新書は?集英社新書は?・・・。 どのように表示しているでしょう。