○3時のおやつ(060720)
高校の同期生のある方のブログには毎回すばらしい料理の写真が載ります。
こう書くとすばらしいのが料理なのか、写真なのか判然としませんね。
もちろん、両方。料理もその写真もすばらしい、と書けばいいのか。
このブログはアルコールな夜以外は建築と本がテーマ。でも食べ物の写真も載せてみたいな、と思っていました。
先日、午後の休憩時間にマンゴーが出ました。きれいな色! 写真を撮りました。用意してくれた女性社員に「ブログにこのマンゴーのこと書いてよ」と頼まれました。
マンゴーをネタに建築について書かなくては・・・。
最近の住宅は屋外との関係を断ち切った、閉じた計画が多いですね。雑誌などを見るたびにそう思います。都市の狭小な敷地では外に向かって開いた計画はやはり難しい。住まい手もそれを望まない傾向が強いのかもしれません。
藤森照信さんは、その始まりが安藤忠雄さんの「住吉の長屋」だと指摘しています。ちょうど30年前、1976年の作品です。
唐突ですが、マンゴーだってその外観からは中の様子を窺い知ることができません。マンゴーに限らず多くの果実はそうですね。アケビは例外、中身が見えますね。他にもあるかも知れませんが思い浮かびません。
安藤さんの建築もマンゴーも「自己完結型」。
では、違いは。やはり色でしょう。赤い外観とは全く異なる果肉の黄色。安藤さんの建築の外観はコンクリート打ち放しのグレーが基本。美しい色は望めません。内部にもあまり色が出てきません。ストイックな空間が安藤さんの特徴。でも安藤さんが色を積極的に使ったらどんな建築になるんだろう・・・。
マンゴーのように外からは想像もつかないような艶やかな内部空間、いいと思うけどな~。
台湾産のマンゴー
請低音5℃冷蔵
新鮮水果 請趁早食用