透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

アルコールな夜に書く

2006-07-05 | A あれこれ
■ 一昨日(3日)の新聞に芥川・直木賞の候補作が決まったという記事が載っていた。芥川賞の候補作に島本理生の作品が選ばれていた。この作家の作品は確か過去2回、「リトル・バイ・リトル」と「生まれる森」が同賞の候補になっている、今回たぶん3回目。 3年前、若い女性二人の作品、綿矢りさの「蹴りたい背中」と金原ひとみの「蛇にピアス」が芥川賞を受賞して話題になった。話題づくりのためにふたりの作品を選んだのでは、ともいわれた。

個人的にはこの3人の中では島本理生の「作品」が一番好きだから今回、「受賞できますように・・・」と七夕のお願いをしよう。

中年オジサン的、小沢昭一的あしたの心で3人の若い女性を見ると、金子ひとみ、村上龍が彼女の作品を強く推したということが分かるような気がする。壊れてしまっている・・・、いかにも村上龍の作品に登場しそうな雰囲気ではないか。綿矢りさ、文学少女のイメージにピッタリ、審査員のオジサン達の評価も甘くなりそう。島本理生、既に作家の顔。審査員のオジサンたちには強力なライバル!と映ったに違いない。

この3人から2人選ぶとすれば・・・。ンなもん、結論は明らか。 アルコールな夜にこれ以上書くとあぶない。『ナラタージュ』はよかった!と書いて今回はオシマイ。