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哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

道の駅雷電くるみ里(写真)

2016-12-16 06:13:08 | 写真
久々に有望力士現れて
長野は熱く燃え上がりをり       樋田哲仙

 小諸の西隣の東御市にある道の駅雷電くるみの里には当地出身の雷電の銅像が建つ。角界史上最強と言われる雷電は江戸時代の力士で現役時代ただの10敗だけという驚異的な記録を残している。現在の制度と違い横綱にはなれなかった。最近長野には御嶽海という有望貿力の誕生で県人は熱い視線を送っている。九州場所では小結に躍進たが6勝9敗と負け越し初場所は前頭に陥落もやむを得ない。

半島か島か(水墨画)

2016-12-15 06:36:29 | 水墨画
ちょっと目に半島なのか島なのか
ただただ見入る志摩の英虞湾       樋田哲仙

 三重県南部から南西部にかけての海岸線は複雑に入り組んだ光景を見せる。特に的矢湾や英虞湾は典型的なリアス式海岸となる。海沿いを走ると入り組みすぎて半島なの島なのかが分からない。日本を代表する歓呼地となっている。

藤村の「千曲川領上の歌」の詩碑(写真)

2016-12-13 06:40:18 | 写真
信濃には訪ねてみたき城跡の
歌ひ上げたる藤村が詩碑       樋田哲仙

 藤村の才能あふれる「千曲旅情の歌」はなんど口ずさんでもよい。最高の言葉を選んで情景をくまなく歌い上げている。「椰子の実」でもそうである。友人から渥美半島に流れよるヤシの実の話を聞いて作詞している。才能とは恐ろしいものである。私には何の才能が授けられたのだろうか。

師走の半ば(水墨画)

2016-12-12 06:26:34 | 水墨画
晴れ渡る師走の半ば風なきと
思えど池は漣の立つ       樋田哲仙

 師走にしてはよく晴れて、風もないように思えたが、山池を通りかかって水面を見るとさざ波が立っていることに気付く。車の中では風は気づかないが水面は自然を敏感感じ取っている。地元では名のある池だろうが、こちらにすればただの池に過ぎないのだが。

小諸城跡からの千曲川(写真)

2016-12-10 06:06:54 | 写真
趣は五木の歌ふ千曲川
静かにくねる城の眼下に      樋田哲仙

 五木ひろしの歌う「千曲川」は山口洋子作詞、猪俣公章傷作曲の詩情豊かな調べを持つ。「水の流れに花びらを、そっと浮かべて泣いたひと・・・・」情景が鮮明に浮かんでくる。小諸城跡の眼下には緩やかにくねる流れが見える。小さく口ずさみながら、しばらく信濃の旅を味わう。

ヒョウタンを楽しむ(水墨画)

2016-12-09 06:41:16 | 水墨画
知人より瓢箪の種手に入れる
あれこれ浮かぶ来夏の畠       樋田哲仙

 このブログにヒョウタンの記事はたびたび載せている。それほどヒョウタンが好きである。先の記事に触れたが、とうとう種を手に入れた。センナリとミニの2種類である。来年の春に蒔いて夏ごろには姿が見られるだろう。家庭菜園の片隅で多くは栽培できないが棚を作って風に揺れる光景が目に浮かんでくる。
  

小諸城趾天守台(写真)

2016-12-07 06:37:12 | 写真
藤村に惹かれて来たる小諸には
石垣のみの天主台かな       樋田哲仙

 小諸城は武田晴信が拡張し、整備したのち、秀吉の旧臣仙石秀久が大改造したのが現在に残る小諸城跡であるとされる。千曲川のほとりに建ち城郭は小さいが北国街道の要衝の地にある。藤村が「千曲川旅情の歌」を残し有名である。それが訪ねた理由でもある。

溪谷に癒される(水墨画)

2016-12-06 06:56:03 | 水墨画
溪谷はわれの心を癒しけり
岩間を縫ひて下る水音       樋田哲仙

 自然の中の溪谷は風もぬけて心を癒してくれる。岩間を縫うようにして流れ落ちる音が素晴らしい。太く細く変化のある滝の数々は日々の多忙な暮らしで荒ぶる心の薬となる。近場にもあるが、今回赤目四十八滝を計画している。訪ねたことがあるが途中で引き返しているので約4キロの23滝を完歩してみたい。 

小諸にある藤村記念館(写真)

2016-12-04 06:15:07 | 写真
文学は好きと思えど何一つ
藤村の作詠まぬを気づく        樋田哲仙

崎藤村の名前は高校の国語に出てくるので知っている。代表作の[夜明け前]「破壊」は知っていながら読んでいない。長編には時間がかかるて避けるきらいがあったからであろう。「千曲川旅情の歌」などそらんじたものだが。藤村は一時期小諸に暮した経緯がることから記念館がある。出身の馬篭にも記念館がある。</f
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木枯しで湖面に吹き溜まり(水墨画)

2016-12-03 06:12:07 | 水墨画
木枯しの吹くたびごとに湖面には
波に寄せられ吹き溜まり見ゆ        樋田哲仙

 自然同会の仲間45人で京都南丹市のるり溪を訪ねた。約2㌔を岩から落ちる小さな滝をいくつか眺めながら、最後にダム湖の通天湖に到着した。大きくはない。湖面はきれいだが、木枯しに寄せられたのかゴミや落ち葉の吹き溜まりがある場所に見かけた。なるほど、吹き溜まりは公園ばかりではないようだ。当然のことである。