哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

ツバキをもう少し上達したくて(墨彩画)

2014-04-15 06:51:17 | 墨彩画
このところ椿ばかりに拘るは
一つだけでもものにしたくて         樋田哲仙

この歌のごとくツバキばかりを描き続けている。何か一つ何々を描かせたら右に出る者がいないといわれるような得意技を持ちたくての心があるからだ。ツバキは冬から春に期間も長い。作品を人様に差し上げても喜ばれる。ずいぶん描いた。葉と枝は良くなった、後は花弁とがくを努力すれば完成。もう少し頑張れば、ものになることだろう。  にほんブログ村 美術ブログへ

吉野山中千本(写真)

2014-04-13 06:26:46 | 写真
西行の心にかけし吉野山
花見の客のけふぞ一番       樋田哲仙

 吉野山の花を見に、きのうの土曜日出かけた。近づくと道路は渋滞で動かず閉口した。大幅に遅れて予定が狂って吉野神宮と、如意輪寺だけとなった。外の蔵王堂、吉水神社、水分神社、、西行庵は交通規制で行けなかった。大きな神社の初詣のような人混みである。花見時の吉野山は史跡めぐりはとてもできない。

早咲きのツバキはもう終幕(墨彩画)

2014-04-12 06:14:22 | 墨彩画
咲き始め見かけし椿いかにとぞ
散歩を伸ばす四月の半ば        樋田哲仙

 散歩を少し伸ばした道にツバキの咲き始めを確認した3月上旬、今どうなっているのかと見に回ると、とうに盛りは過ぎていて、数輪をつけるだけで、根元には多数の花弁が散乱してる始末。この木は終幕を迎えている。遅いものは5月上旬まで咲くのだから種類によってかなりの奇観差があるようだ。にほんブログ村 美術ブログへ

五新鉄道の遺物(写真)

2014-04-10 06:11:08 | 写真
新宮と五条を結ぶ鉄道は
夢幻に七十六年       樋田哲仙

 新宮と五条を結ぶ夢の鉄道計画は明治末期に浮上していた。遅れて昭和12年に工事着工。ところが太平洋戦争が勃発し、戦況は次第に悪化。資材不足で工事は中断したまま。今日に至っているる。地元民には夢が幻と消えてしまった。高架橋は遺物として現在もそのまま七十六年もの間放置されいる。
 

花の命は短くて(墨彩画)

2014-04-09 06:12:16 | 墨彩画
あでやかにt椿の咲くを見かけると
 車を止めてカメラを向ける       樋田哲仙

 どの種の花を見ても、林芙美子の[花の命は短くて…]の言葉を痛切に思い浮かべる。ツバキの花の咲くのを車の中から見かけて止め、カメラを向ける。ところが、近づくとくたびれた花もな多く花弁の痛みも現れたものも交じり写真にならない。周りをきれいに掃除してからでないと様にならない。結構つぼみもあるのだが、咲く期間の差があるのだろう。苦労がいる。 にほんブログ村 美術ブログへ

五条市新町通り(写真)

2014-04-07 06:50:30 | 写真
一筋に江戸の香りを味はひて
重伝建の町並みを行く     樋田哲仙

 五条市新町通りはつい最近知ったばかりで圧。五条市の国道24号線の1本筋違いにあることが分かって驚いたし、重伝建があることにも驚かされた。江戸時代の文化の香りか色濃く残る。虫籠窓、千本格子、漆喰。本瓦葺。井戸、釣瓶、かまどなどが目につく。現在の暮らしとはずいぶん異なる。850㍍の町並みには商店はないが人の暮らしは続いている。

ツバキ油は整髪剤(墨彩画)

2014-04-06 06:47:57 | 墨彩画
祖母母の思ひ出のあり外出の
髪整ふる椿油に       樋田哲仙

70年も前のことになるのだが、祖母や母が外出するとき、ツバキ油を頭髪に塗っていたことをもいだす。整髪剤として女性にとって大切なものであったに違いない。現在は豊富に化粧品も出回っているのでツバキ油を口にする人もいない。昔はそれが唯一の整髪剤であったようだ。 にほんブログ村 美術ブログへ

五条・新町通り「まちや館」(写真)

2014-04-04 06:53:15 | 写真
今にして江戸の風情が残りゐる
五条の町をそぞろに歩く      樋田哲仙

 奈良・五條市新町通りを訪ねた。江戸時代の街並みが残り、重要伝統的建造物群保存地区充(重伝建)に指定されている。こうした重伝建は地方の街道筋にあることが多い。伊勢街道につながる旧紀州街道筋にある。約850㍍の街道である。紀州藩主6代までが利用したという。それ以降は紀州と堺を結ぶのが紀州街道となっている。写真は初代保安庁長官木村篤太郎生家で一般開放されている。法務大臣、防衛庁長官他歴任。

ツバキは日当たりが敵地か(墨彩画)

2014-04-03 06:52:40 | 墨彩画
行く道に見かける椿大方の
大木なぜか日当たりにあり       樋田哲仙

 ツバキに関心を持ち始めると。今まで目に見えなかったことが急に増える。自動車で遠出をするときも民家の敷地に咲くツバキが目に飛び込んで来て心が豊かになる。ここで気づいたことはツバキの大木は日当たりのよい場所に植わっていることだ。どうやら暖地が適地らしい。例外もある、ヤブツバキや、新潟に多いユキツバキである。 にほんブログ村 美術ブログへ

近くの河川の見頃のサクラ(写真)

2014-04-01 06:06:25 | 写真
風邪に臥す十日の内に春はきぬ
桜前線一気に駆けて       樋田哲仙ん

 十日ほど風で伏せて外出を控えていた。鼻水とくしゃみがひどく病院で受診すると花粉症ではなく風邪という。真夜中に咳で悩まされた、連続で咳込み息もすえない苦しさ。まるで喘息の発作のようだった。内服薬を服用しているとおさまった。やっと外出ができるようになって、外界は桜が見ごろとなっていた。一気に春が来たようだ。