賽銭を入れたる臼に杵とりて
我が年数ふ経よむごとく 樋田哲夫
安志加茂神社の祈りは珍しい。本殿脇の小さな吹き晒しの建物に12個の干支の臼(うす)が置かれていて、参拝者は生まれ年の臼に賽(さい)銭を入れて、自分の年齢を数えながら杵(きね)で搗(つ)く光景は奇異に映る。珍しさもあって、みんな楽しそうに試している。小さいながら口から漏れる声はあたかもお経のようである。
我が年数ふ経よむごとく 樋田哲夫
安志加茂神社の祈りは珍しい。本殿脇の小さな吹き晒しの建物に12個の干支の臼(うす)が置かれていて、参拝者は生まれ年の臼に賽(さい)銭を入れて、自分の年齢を数えながら杵(きね)で搗(つ)く光景は奇異に映る。珍しさもあって、みんな楽しそうに試している。小さいながら口から漏れる声はあたかもお経のようである。