１９４５年～４６年の世論調査より（１）

先日５月２３日に、当ブログでも紹介した『平和憲法誕生の真実－－戦後の息吹きを伝える物語のような資料集』（Ｂ５判、２３９ページ、２００８年４月１２日初版、定価５００円）の著者・岩田行雄氏が、同書の中で興味深い「資料」として日本国憲法制定直前（１９４５年～４６年）の世論調査を掲載していましたので、ご紹介したいと思います。

ここで紹介されている世論調査は３つ。１つは１９４６年５月２７日に発表された「毎日新聞」の世論調査で、当時の国民の意識を判断するために、これまでもしばしば紹介されてきたものですが、その他の２つは岩田氏が「いろいろと調べているうちに出会った」ものだそうです。
これらは、先の「毎日新聞」のものも含めて２つが政府案発表（１９４６年２月８日［松本案］）以前であり、１つが発表後です（ただし１９４６年２月１日付け「毎日新聞」で［宮澤・甲案］がスクープ報道される）。

（１）【憲法改正に関する世論調査報告】（１９４５年１２月１９日付け、未公表）
＜内閣情報局調査課が共同通信社調査部に委託して、東京と沖縄を除く１道２府４２県（４県未着）での調査。財界・労働者・俸給生活者・中小商工業者・地主・自作農・小作農の各４１名、計２８７名の調査＞

●「憲法改正を必要とするや否や」
要＝２１６名（７５％）
不要＝３８名（１３％）
無回答＝３３名（１２％）

●「現行改正手続きを可とするや否や」（カッコ内は民定憲法を主張するもの）
可＝１０１
不可＝９６（６２）

（つづく）

【出典】『平和憲法誕生の真実－－戦後の息吹きを伝える物語のような資料集』（Ｂ５判、２３９ページ、２００８年４月１２日初版、定価５００円）


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日時●２００８年６月６日（金）
（１回目）午後２時～　　　（開場は上映３０分前）
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場所●戸田市文化会館・大ホール

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主催●戸田「日本の青空」をみる会
後援●戸田市、戸田市教育委員会
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