５月４日（日）、千葉・幕張メッセで開催された「９条世界会議」に行ってきました。この「９条世界会議」は、５月４・５・６日と３日間行われたのですが、私は近所の友人一家と４日の全体会に参加しました。
会場の幕張メッセのイベントホールは、“世界会議”らしく世界３０ヵ国から約１５０名の招待客を含め、のべ１２０００人が入場。３０００人以上が入場できなかったというほどの大盛況でした。
３部構成のこの日は、午後１時３０分から開会。１９７６年にノーベル平和賞を受賞したマイレッド・マグワイアさん（北アイルランド）と１９９９年にハーグ平和会議を主宰したコーラ・ワイスさん（アメリカ）の２人の基調講演がありました。
マイレッド・マグワイアさんはじめ多くの外国からの招待者は、口々に「日本の平和憲法が世界中の人々に希望を与え続けてきたものである」ということを熱っぽく語っていた点が共通していました。
その他、海外ゲストでは、アナン前国連事務総長の呼びかけで始まった紛争予防と平和構築のための国際ネットワーク「武力紛争予防のためのグローバル・パートナーシップ（GPPAC）」から１１名、以前当ブログでも紹介したことのあるアメリカの全米法律家組合「米ナショナル・ロイヤーズギルド」（２００７年１０月７日付け当ブログ収録）を含む「国際民主法律家協会（IADL）」の参加者約４０名も紹介されました。
また、広島から東京までを７１日間かけて歩き通した「９条ピースウォーク」の一行もこの日無事に幕張メッセに到着し、舞台で熱烈な歓迎を受けていました。
日本からは「９条世界会議」日本実行委員会共同代表の一人である池田香代子さん（翻訳家）が「平和憲法は日本の市民が日々選び取り、６１年間努力して維持し続けてきたもの」「（憲法の）主語は市民であり、（世界の）非戦思想の本流だ。全国で展開されたシール投票では『９条を変えない』が８１％にのぼった。地球はもう戦争している暇などない」と述べ、イラク派兵を違憲とした名古屋高裁判決の原告団の一員として自身も参加した法廷の感想を述べながら「民主主義は戦争を否定して初めて本物になる」と、もう一つのグローバリゼーションを強調しました。
第１部の最後は、池辺晋一郎さん（音楽九条の会・９条世界会議呼びかけ人）の指揮による市民数百人の大合唱「ねがい」と市民と弁護士の合唱団による「交響曲第九番」の大合唱でした。
壮大な合唱は、まさに憲法九条を願う広範な国民の意思を表しているようでした。
（つづく）
【「９条世界会議」公式ホームページ】http://whynot9.jp/
＜映画「日本の青空」戸田上映会＞＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
日時●２００８年６月６日（金）
（１回目）午後２時～ （開場は上映３０分前）
（２回目）午後６時３０分～（開場は上映３０分前）
場所●戸田市文化会館・大ホール
[前売券]一般：１，２００円、シニア・大学生：１，０００円、小・中・高生は無料ご招待！
主催●戸田「日本の青空」をみる会
後援●戸田市、戸田市教育委員会
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