とだ九条の会blog

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第79回メーデーによせて

2008年05月01日 | 国際・政治
今日5月1日は、メーデーです。第79回メーデーが、東京・渋谷区の代々木公園で行われます。
メーデーの起源は、今から約120年前の1886(明治19)年5月1日、アメリカのシカゴを中心に「8時間労働」を要求に掲げて開催されたゼネストからだと言われています。
1日12時間から14時間労働が当たり前だった当時、「第一の8時間は仕事のため、第二の8時間は休息のため、そして残りの8時間は、おれたちのすきなことのために」とうたわれたそうです。
その後、1890(明治23)年、第1回国際メーデーが、アメリカ・西欧・中東欧・オーストラリア・ラテンアメリカなどで開かれ、働く者の祭典「メーデー」として全世界に広がりました。
日本でも、1905年(明治38年)に幸徳秋水らが作った新聞社「平民社」(社会主義運動の中心的組織)が1905(明治38)年に「茶話会」というかたちで開催したのが、メーデーの始まりと言われています。絶対主義的天皇制のもとで、屋外での集会ということではなく、「茶話会」というかたちを取らざるを得なかったのでしょう。
本格的なメーデーは、国際的なメーデーから遅れること30年後、1920(大正9)年5月2日に上野公園で「8時間労働制の実現」「失業の防止」「最低賃金法の制定」などを訴えて第1回メーデーが開かれています。
その後、太平洋戦争で一時中断したメーデーも、戦後1946年には第17回メーデー(戦後第1回)が「働けるだけ食わせろ」をスローガンに開催され、1952年の第23回メーデーでは、日本の戦後の道筋を巡って、サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約への抗議もあり、皇居前広場での警察隊とデモ隊との衝突という事態が引き起こされた(血のメーデー)という歴史があります。

今年のメーデーは79回目。今回は、特に昨年の参院選後、労働法制をめぐり大きく変わった国会情勢のもと、「派遣労働者保護法の抜本改正」「貧困と格差の是正」「働くルールの確立」など国民・労働者の要求実現とあわせ、国民から怒りがわき起こっている「後期高齢者医療制度」や、そのほか自公政権が推し進めてきた様々な新自由主義的「構造改革」路線が破たんが明らかになる中で開かれます。
政府・財界が、アメリカと一体となって「世界中で戦争ができる国」にしようと改憲を企んでいる問題でも、憲法九条を守り発展させる運動をより一層前進させるという決起の場にする必要があります。



<映画「日本の青空」戸田上映会>**************************
日時●2008年6月6日(金)
(1回目)午後2時~   (開場は上映30分前)
(2回目)午後6時30分~(開場は上映30分前)
場所●戸田市文化会館・大ホール

[前売券]一般:1,200円、シニア・大学生:1,000円、小・中・高生は無料ご招待!

主催●戸田「日本の青空」をみる会
後援●戸田市、戸田市教育委員会
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http://www15.ocn.ne.jp/~toda9jo/


コメント (1)
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