とだ九条の会blog

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「9条世界会議」に行ってきました(2)

2008年05月10日 | 国際・政治
昨日に引き続き、「9条世界会議」(4日)に参加した時の様子をご紹介します。

第2部は「戦争のない世界を創る」(www=Creating a world without war)をテーマとしたトークとパフォーマンスで魅了しました。

トークとしては、エマニュエル・ボンバンデさん(ガーナ/西アフリカ平和構築ネットワーク)、李錫兌さん(イ・ソクテ、韓国/弁護士・人権活動家)、カルロス・バルガスさん(コスタリカ/国際反核法律家協会)、そしてベアテ・シロタ・ゴードンさん(アメリカ/元GHQ憲法起草者)。特にベアテ・シロタ・ゴードンさんの話は、元GHQ民政局の一員として日本国憲法、特に男女平等の条項である第24条の起草を担当され、平和憲法が誕生する瞬間に携わった人の話だけに、時間が許せばもっと聞きたかったトークでした。
パフォーマンスではダンスあり、高橋竹山さんの三味線や若者によるアイヌの伝統舞踊あり、トークと交互に行われて飽きさせない演出でした。特にウクライナ生まれのナターシャ・グジーさんと沖縄生まれの普天間かおりさんの素直な歌声は共感を呼び、ゴスペル曲「アメージンググレース」を歌った亀渕友香さんの歌は圧巻でした。

第2部の最後を飾ったトークセッションは「イラク、アメリカ、日本」と題し、5名の方が登壇し、大変考えさせられる企画でした。アメリカ元陸軍大佐・外交官であり、辞任後反戦活動家となったユニークな経歴を持つアン・ライトさんとイラクの人道支援ワーカーであるカーシム・トゥルキさん、そのカーシムさんと敵として戦ったアメリカのイラク帰還兵であり平和主義にもとづく良心的兵役拒否者となったエイダン・デルガドさん、日本からは作家の雨宮処凛(あまみやかりん)さん、進行を務めたイラク支援ボランティアの高遠菜穂子(たかとうなおこ)さん、の5人です。
雨宮さんは「貧困と格差」の問題に触れ、堤未果さんの『貧困大国アメリカ』のアメリカ貧民層が兵隊にリクルートされる例を引用しながら、「(「貧困と格差」や戦争を無くすことの)解決策は軍事費を削って、生存の方に回すこと」と訴えました。
また、高遠さんは、自身がイラクで人質になった際、「九条が命を守ってくれた。丸腰・非暴力が認められた」と語り、「一見バラバラのトークに聞こえるかも知れないがイラク、アメリカ、日本が一直線で繋がっていることが感じ取れたでしょうか」とまとめ、大きな拍手に包まれました。

雨宮さんの「殺す方に使うお金を、生きる方に使う」という言葉や他の方々の「武力で平和は守られない」という言葉をはじめ、世界各国のメッセージから、九条は決して日本だけのものではなく、世界の宝であることがよく分かった「9条世界会議」でした。

この日、第3部は「9ALIVE」として、歌手のUA(ウーア)さん、原田真二さん、FUNKIST(ファンキスト)、加藤登紀子さんらが平和を願う歌を熱唱しました。

【「9条世界会議」公式ホームページ】http://whynot9.jp/



<映画「日本の青空」戸田上映会>**************************
日時●2008年6月6日(金)
(1回目)午後2時~   (開場は上映30分前)
(2回目)午後6時30分~(開場は上映30分前)
場所●戸田市文化会館・大ホール

[前売券]一般:1,200円、シニア・大学生:1,000円、小・中・高生は無料ご招待!

主催●戸田「日本の青空」をみる会
後援●戸田市、戸田市教育委員会
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http://www15.ocn.ne.jp/~toda9jo/


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