憲法を生かすとは－－「憲法の鏡に今を映し出す」から（１）

５月４日付け『しんぶん赤旗』で興味深い２つの記事を見つけました。
一つは、「福田内閣の支持率が２０％割れ」になったという記事。
もう一つは、テレビ欄の『波動』というコーナーに掲載された「憲法の鏡に今を映し出す」と題した科学ジャーナリストの小出五郎氏のエッセイです。（文責：サイト管理者）

「福田内閣の支持率が２０％割れ」は、すでにテレビなどで報道されていました。報道によると、『毎日』は１８％（前月比６ポイント減）、『共同通信』は１９．８％（同６．８ポイント減）と、ともに福田内閣発足以来“最低”。不支持率は『毎日』が６１％（同４ポイント増）、『共同』が６６．６％（同７ポイント増）。支持率が２割りを割り込んだのは、「神の国」発言で２００１年４月に退陣を余儀なくされた森義朗内閣以来とのこと。政権維持にとって「２割台を割り込む事態」は“危険水域”と言われています。
調査では、その要因として４月１日から始まった「後期高齢者医療制度」と「ガソリン税の暫定税率復活」の再可決が影響していると指摘しています。
「後期高齢者医療制度」では『毎日』で「評価しない」が７７％にのぼり、『共同』では「廃止すべきだ」が４６．５％になっています。
また、「ガソリン税の暫定税率復活」では、『毎日』で「評価しない」が７４％、『共同』でも「適切ではない」が７２％と、「二つの問題が政権を直撃している」（『毎日』）と分析しています。

こうした「福田内閣支持率低下」の報道を見た上で、小出五郎氏の「憲法の鏡に今を映し出す」という一文を読んだのですが、憲法を守るというだけでなく、憲法を暮らしに生かすとはこういうことだと溜飲の下がる思いがしたのです。
（つづく）

【出典】『しんぶん赤旗』５月４日付けより

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