連日、タイのクーデターの様子が新聞・テレビで報道されています。経済では中進国の基準を満たしているタイですが、政治にも基準があるとすれば、発展途上国並みではないでしょうが。
ことがある度に国軍が表舞台に登場しますが、この国には国軍は存在せず、「国王の軍隊」が国軍と呼ばれています。すなわち、国王の意図に基づいて行動を起こすことになります。
私は、2006年9月のクーデターを実際に目にしました。このときは、タクシン首相が外遊している隙を狙ったとも言われています。それ以前にデモなどが行われていませんでしたので、街は普段通りでした。また、国政の調整役として成果を上げました。
ところが、今回は状況が異なっているようです。調整の可能性が厳しいと判断したようで、与野党議員を拘束しました。強引な手法は諸外国から非難を浴びることになるでしょう。記事は拡大されてから読んでください。