みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ロングトレイルの大門山

2022年06月18日 | 
この日は、大門山(だいもんざん)を登る。
大門山は石川県・富山県境の山。両白山地の北、白山から北に連なる山の一座。標高1572メートル。
一応、三百名山の山だけれども、この山域では、すぐ横に大笠山も選ばれていて、たいして高くもない。
どうして選ばれているのだろう?謎だったけれど、別名は加賀富士で、金沢から眺めると、姿かたちが良くて、親しまれている山とのこと。
なるほど、そういうことだったか。
何事も見えていない事情がある。

この山の最近の登山報告を眺めていると、道がどんどん荒れてきていて、数年後には普通には登れない山になりそうとのことだったので、
今のうちに登っておかねば!と言うことで、登ることにする。


通行止めの県道を歩き始めてすぐ、噂の大崩落を越える。
確かに、ここが一番危険!
行きは、そんなに危ない感じはしなかったけど・・・。


長い林道歩きだった。
自然に還りつつある林道を歩く。


唯一の慰め?


唯二の慰め?
恐らく、隣の大笠山だろう。
残雪がかなりあって、あそこにしなくて良かった。
今日の大門山は大丈夫かな?


9キロ、2時間半ほど歩いて、ブナオ峠着。
退屈なので、フラッシュカードしつつ、あと、暑さ対策で、日傘しつつ。


ギンレイソウ、其処彼処
こんなに銀子ちゃんをいっぱい見たのは、初めてかも?


ホウチャクソウ




マイヅルソウ?


嬉しかったのは、イワカガミ!




普段見かけるツツジよりも、ずいぶん紅が濃い!


到着
山頂直下は、笹が生い茂っていて、とても歩きにくい・・・。


一応、記念写真


笈ヶ岳(おいづるがたけ)と大笠山!
奥に見えているのは、方角と標高から白山だろうか?
三方崩山?
もう少し蒸気が少なければ・・・。


昨年秋に上った、人形山
蒸気の多い季節で、展望は期待していなかったので、まあ満足!

さぁ、戻ろう!


行きと同じ花を撮ってしまう。


彼女のソバージュは、山野草の中でNo1だと思う。




登りでは、気づいていなかった、大笠山。
実に立派な姿だ。
次は、あれだな。




ブナの樹皮が好き
神の差配、天然の塗壁、癒される。


地味な山歩きだったけど。




ブナオ峠に戻ってきた。
さあてと、残り9キロ!






珍しい。天然の観葉植物だ。
葉緑素の抜けた葉には、どういう役割があるのだろう?
花を目指しているのだろうか?








あんまり甘くなった。


1年生と30年生
登山道具は長持ちするな・・・。過酷な環境に耐えられるように頑丈に作ってある。思想が違う。


さぁ、ラストの難関


下りは少し怖い感じがする。
閉口したのは、手袋に巨大な蟻に何匹も取り付かれたこと。
なんじゃ、これは!


到着
4パーティ、6人とすれ違ったので、本日、大門山の登山者は7人
しんがり!


よく歩いた!
十分な体力作りができていない中、ひどく疲れることなく踏破できて、自信につながる。
1か月前から始めた、秘密のトレーニングの成果かな?
これなら、アルプス縦走も楽しめるかな?

あと、今回、ブナオ峠からの2時間半の下りは、疲労防止のため小説の朗読を聞きながら歩いたけど、正解だった。

本格的な夏が来る前、ギリギリ、暑すぎることもなく、達成感のある山行だった!

=====
<番外編>

ちょうど夕食時だったので、「いわな」さんへ


今回は、いわなの唐揚げにした。
塩焼の方が好きだな。
次回は、五箇山豆腐の揚げ出しにしよう!


帰りは、東海北陸道ではなくて、御母衣ダムに沿って走るR156で戻る。
驚くほど、空いていて、高速とあまり変わらない時間で荘川村まで走れることが分かる。
収穫!
白川郷の大きな駐車場も気の毒になるほど、空いていて、コロナ禍の傷は深い・・・。









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