みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

たまにはオケもいい

2011年05月05日 | ライブ&コンサート
学生オケを聴きに行く。
ベートーベンの序曲は、若者らしく、快活で、瑞々しい若葉のよう。
そして、大好きなあの田園の情景も、垣間見えた。
田園の情景を木管で描かせたらベートーベンの右に出る作曲家はいないと思う。
いいじゃないか、学生オケ!

一転、ブルックナーのシンフォニーは、よく分らない・・・。
時にゾクッとするような美メロが現れたと思ったら、霧に包まれてしまうし・・・、
先が読めないし・・・。
19世紀後半のドイツは、分りそうで、分らない。
でも、対位法の絡まり合い、さざ波立つような弦のアンサンブル、高らかな金管のファンファーレ・・・、いいじゃないか!

学生オケとは言え、100人超のフルオーケストラを観るのは、随分、久しぶりなので、とにかく壮観!に尽きた。
20年前に3ヶ月だけ在籍したオケ、天晴れだ!
もしも、挫折せずに、続けられていたら、ああいう場に居たのかも・・・。

1人で細々とバイオリンやピアノを弾いている身としては、大人数で1つの音楽を作り上げることは、途方もないことに思えてくる・・・。

過去を懐かしみつつ、まだ遅くない?前進すべし!と気持ちを新たにした演奏会となったのでした。

チケットを譲って頂いた先生、ありがとうございました。

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名古屋大学交響楽団 第100回定期演奏会 @オーロラホール
 ・レオノーレ序曲第3番
 ・ブルックナーの5番シンフォニー
 指揮:武藤英明
コメント
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