みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

白鳥

2016年02月20日 | バレエ
念願かなって、バレエの王道、白鳥の湖を観てきました。
全4幕。初白鳥。とてもよかった!

やはり、踊りに、魅了されっぱなしだった。
難しいことは分からないけれども、優美なのはいい。
変幻自在な白鳥の群舞は、ほんとうに美しい!
主役の王子はさすがで、優雅な物腰に、場が締まる。
1幕の素朴な村の娘の踊りや、生き生きとしたパ・ド・トロワも、よかった。

特に印象に残ったのは、3幕ラストの急転直下から4幕。
4幕の最初、ドライアイスの中に白鳥のサークルが浮かびあがる幻想的な演出は、鳥肌が立つくらい、素晴らしい光景だった。
そして、何といっても、ラスト!
光射す、それこそ「愛が勝つ」な結末が、よいではないか。
(予習したら、悲劇バージョンもあるとのことだったけれど、音楽的にも、やっぱりハッピーエンドだ。)
このフィナーレのように、希望をもって、明日を歩みたい、と思ったりする。

たっぷり、オーケストラの音も聴けた。
バイオリンの独奏や、大好きなハープも随所で聴けて、生オケのバレエは、満足感が高いなあ。

そう言えば、あの白鳥の旋律は、実は、この日、見るまでは感涙必至の旋律だったので、
あまりにも泣けてしまったら、困るなあと思っていたけど、
意外なことに、まったく泣けなかった。
念願かなって、あのオーボエの旋律を初めて生で聴けたのに・・・。
何故? たくさん聞き過ぎて麻痺した? あるいは、踊りに気を取られすぎたか?
今回、開演前に、個人的に、すったもんだがあったので、そのせい?ん~。

また、観に行こう!

名古屋市民会館フォレストフォール
中部フィルハーモニー交響楽団
指揮:稲垣宏樹
演出:振付:篠原聖一
王子:ワディム・ソロマハ
第38回中部バレエフェスティバル
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