みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

●発表会 舞台には魔物が住むという・・・。

2006年11月19日 | ピアノレッスン
今日は発表会。小雨で少し寒い中、行ってきた。
自分の番の前の前ぐらいまでは、緊張もあまりなくて、ピアノを無心に弾くチビちゃんたちは可愛いなぁと余裕もあったのだけど・・・。

・シューベルト「即興曲4番」Op90-4
スタートしてから、確か10小節目くらいのところで、少しこけて、よろめいて、あれよ、あれよという間に、修復不可能になって、次の音も出てこない。
まずい・・・。
あわわ・・・。
なんてことだ・・・。
止ってしまった・・・。
(そういえば、この様子を、見事にこけてゆく様子を、あれ?これは現実かな?悪い夢じゃないかな?と傍観する冷静なもう一人の自分がいたっけ・・・。)

結局、「すみません。もう一度やり直します!」と観客の皆さんに告げて、再チャレンジ。再チャレンジ後も、調子が戻るまでは、細かいミスが多発で、冷や汗タラタラ流しながら、必死にこらえて弾いた。
半分くらい弾いて、ようやく落ち着いてくる。あぁ反響板のあるちゃんとしたホールのピアノは、音に滑らかに包まれてるみたいで、気持ちいいなと感じられる余裕も出てくる。後半は、まぁ無難に弾いて、終了。

この落ち着きが最初からあったらなぁと思うも、なかなか、うまい具合にはいかないですね。

・メンデルスゾーン「ピアノ協奏曲第1番第1楽章」Op25(オケパート)
これは、今回、発表会のとりの曲だったので、ソロのように止まるわけにはいかない。プレッシャーあり。練習の時にはない音外しが、多々あったけれども、致命的なミスは多分、なかったので、まぁよしとしよう。最後の音とちりは冷や汗ものだったけど・・・。

シューベルト即興曲の敗因は、
・弾き込んでいた曲だから、多分大丈夫だろうという油断
・ゆっくり弾き練習を疎かにしたこと
・ハノンなどの暖気運転ができていない手で、急発進、スタートダッシュする練習が不足していたなぁ・・・。
だろうか。

今回の失敗にめげずに、また次を目指して、精進を続けよう。

in 岐阜市文化センター(2台のフルコンのピアノ(スタインウェイとヤマハ)があります)
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2 コメント

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舞台には・・・ (una)
2006-11-26 00:06:45
魔物が棲むという・・・なるほど!ですね

でもその魔物のおかげで次回はもう少し冷静になれるし
うまくなれるだろう・・・と思うのは
楽天家のunaだけだろうか?(笑)
本番お疲れさまでした
音楽は完成が ゴールが 終わりがない
果てしない旅なのだと思うようにして
unaもチマチマ頑張り続けてます
限りなく完成に程近い未完に辿り着いてみたいデス
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終わりなき・・・。 (そらみみ)
2006-11-28 07:21:25
unaさん、返事が遅れて、ごめんなさい。

ん~。僕も楽天家かな。
やっぱり、発表会だと練習にも気合が入るから、
発表会のおかげで、少し上達するように思う。

ゴールがないというのは同感ですね。
30年後も多分、ブログで同じことを書いてるような・・・。(笑)

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