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みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

この世界の片隅に

2016年11月28日 | 映画
かなり、いい映画だった。
おっとり、ほのぼのとした、主人公の語り口に、すっかり魅了されてしまった。
第二次大戦のとんでもない時代の中、前向きさを忘れず、明るく、健気に生きる姿には、心を打たれる。
野に咲くタンポポのような、素敵な主人公だった。
すっかりファンになってしまった。

広島の言葉が、とても、穏やかで、可愛らしく響く。
今の競争主義の世の中では、主人公のようなタイプの人は、あまり見掛けなくなってしまった気もする。。。

以前、観た「夕凪の街 桜の国」でも、すっかり広島弁に魅了されたけど、
原作者は、なるほど、同じ「こうの史代」氏だったか・・・。

コトリンゴの浮遊感のある歌声も、作品にぴったり。すずの語り口にもぴったり。よかった。
個人的には、小さい頃、戦艦好きだったので、巡洋艦「青葉」に再会するとは、思わなかった。
伝説の艦長に率いられた、不死身の巡洋艦・・・。いかん、脱線だ・・・。

山には登れない身体なので、観に行くことにしたけれど、本当に観てよかった!
この映画からも強く感じたことだけれども、
When life gives you lemons, make lemonades.
(人生がレモンをくれるのなら、レモネードを作れ!)
の心意気で臨むべし。

とにかく、好きなものに出会えるのは幸せなことだと思う。


呉市美術館より頂きました。
http://www.kure-bi.jp/?cn=100504

映画『この世界の片隅に』予告編


バイオリン的には、まな板バイオリンが、良いですね・・・。

コメント
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