篠山市上筱見の咲希(さき)ちゃん、2月11日生まれ。
「先のことを考え、行動できる人になってください。
スッと生まれてきてくれてホッとしました。
長い入院だったので、スタッフともたくさん話しましたね。」
妊娠生活は、楽なものとは限りませんからね。
ですが、それを乗り越えることで、また母親としての自覚が出てくるのではないでしょうか。
さて今日は、篠山市の4月からの政策を解説してみましょう。
4月号の広報、「丹波篠山」に、新しい子育て支援のことが書いてあります。
先日、市の方が来院されて説明していかれたので知ってはいたのですが、少し問題は有りそうです。
まず、新しい制度をお話ししましょう。
1つ目は、篠山に住民票の有る妊婦さんが篠山市内の医療機関で出産した場合、
と言っても、タマル産か、ささやま医療センターのどちらかのことですが、
1回の出産で、5万円がもらえるそうです。だから申請しないと損ですね。
もう来週からなのですね。
今産むと早生まれになってしまいますから、4月に入って遅生まれの方が得かもしれませんよ。
ですが、私はこの制度には反対したのです。
どうしてかと言うと、日本は世界に誇れる、フリーアクセスという制度が有るわけです。
簡単に言うと、自由に病院や診療所を自分で選択して受診できるという制度です。
他の国では、そうはいかないのですよ。
だからタマル産が気に入らなければ、他の市町村で産んでもらって構わないのですが、
出産する場所を縛られると、不満に思う方も出てくることでしょう。
さらに、他の市町村が真似をすれば、かえって市内で産む人が減るかもしれませんよ。
それで、市のお偉いさんに反対の意向を示したのですが、そんなことは聞き入れられませんでした。
次に新しい制度の2番目です。
3人目以降の赤ちゃんを産んだ場合に、1人につき20万円がもらえるようになります。
無いより有った方がそれはいいです。
ですが、たった20万円では、そのために産むという人も居ないでしょう?
できれば200万円くらいなら、もう1人産んでみようかな、と考えるかもしれません。
私は篠山市の方に、高校までの養育費を無料になるようにしてはどうかと提案しました。
もちろん予算の関係でダメだとおっしゃる。
それなら、1人目、2人目の助成はすべてやめて、3人目以降に集中して助成してはどうかと提案。
だって、1人や2人なら助成が無くても産むでしょう?
3人目は迷うではないですか。そこに助成しなくて何になりますか。
3つ目の新しい制度です。
不妊治療に際して、体外受精や顕微授精のARTを受けた場合、
今でも県から助成金が受けられるのですが、
篠山市は、これに付加して助成するそうです。
内訳は県と市を合わせて、1回、10万円になるように、だそうです。
対象は県で審査が通った人、です。
そして、この制度にも意見を言いました。
不妊治療の多くは、体外受精ではなく、
人工授精などの一般不妊治療で妊娠することの方がずっと多いのです。
これではいきなり体外受精を勧めているようなものではないですか。
だから治療内容に関わらず、不妊治療に要した費用に対して助成すべきだと言ったのです。
現に、福知山市などでは、人工授精でも体外受精でも、顕微授精でも、
その内容に関わらず、男性への治療はまた別に、助成が受けられるのですよ。
福知山市を見習って欲しいと言ったのですが、ことごとく断られました。
だいたい、産婦人科医の意見も聞かずに、制度設計をされているのですから、片手落ちですね。
と、せっかく市が子育て支援に乗り出したのに、文句ばかりでゴメンなさい。
でも、少し改良された方が、効果的だと思うのですよ。
「先のことを考え、行動できる人になってください。
スッと生まれてきてくれてホッとしました。
長い入院だったので、スタッフともたくさん話しましたね。」
妊娠生活は、楽なものとは限りませんからね。
ですが、それを乗り越えることで、また母親としての自覚が出てくるのではないでしょうか。
さて今日は、篠山市の4月からの政策を解説してみましょう。
4月号の広報、「丹波篠山」に、新しい子育て支援のことが書いてあります。
先日、市の方が来院されて説明していかれたので知ってはいたのですが、少し問題は有りそうです。
まず、新しい制度をお話ししましょう。
1つ目は、篠山に住民票の有る妊婦さんが篠山市内の医療機関で出産した場合、
と言っても、タマル産か、ささやま医療センターのどちらかのことですが、
1回の出産で、5万円がもらえるそうです。だから申請しないと損ですね。
もう来週からなのですね。
今産むと早生まれになってしまいますから、4月に入って遅生まれの方が得かもしれませんよ。
ですが、私はこの制度には反対したのです。
どうしてかと言うと、日本は世界に誇れる、フリーアクセスという制度が有るわけです。
簡単に言うと、自由に病院や診療所を自分で選択して受診できるという制度です。
他の国では、そうはいかないのですよ。
だからタマル産が気に入らなければ、他の市町村で産んでもらって構わないのですが、
出産する場所を縛られると、不満に思う方も出てくることでしょう。
さらに、他の市町村が真似をすれば、かえって市内で産む人が減るかもしれませんよ。
それで、市のお偉いさんに反対の意向を示したのですが、そんなことは聞き入れられませんでした。
次に新しい制度の2番目です。
3人目以降の赤ちゃんを産んだ場合に、1人につき20万円がもらえるようになります。
無いより有った方がそれはいいです。
ですが、たった20万円では、そのために産むという人も居ないでしょう?
できれば200万円くらいなら、もう1人産んでみようかな、と考えるかもしれません。
私は篠山市の方に、高校までの養育費を無料になるようにしてはどうかと提案しました。
もちろん予算の関係でダメだとおっしゃる。
それなら、1人目、2人目の助成はすべてやめて、3人目以降に集中して助成してはどうかと提案。
だって、1人や2人なら助成が無くても産むでしょう?
3人目は迷うではないですか。そこに助成しなくて何になりますか。
3つ目の新しい制度です。
不妊治療に際して、体外受精や顕微授精のARTを受けた場合、
今でも県から助成金が受けられるのですが、
篠山市は、これに付加して助成するそうです。
内訳は県と市を合わせて、1回、10万円になるように、だそうです。
対象は県で審査が通った人、です。
そして、この制度にも意見を言いました。
不妊治療の多くは、体外受精ではなく、
人工授精などの一般不妊治療で妊娠することの方がずっと多いのです。
これではいきなり体外受精を勧めているようなものではないですか。
だから治療内容に関わらず、不妊治療に要した費用に対して助成すべきだと言ったのです。
現に、福知山市などでは、人工授精でも体外受精でも、顕微授精でも、
その内容に関わらず、男性への治療はまた別に、助成が受けられるのですよ。
福知山市を見習って欲しいと言ったのですが、ことごとく断られました。
だいたい、産婦人科医の意見も聞かずに、制度設計をされているのですから、片手落ちですね。
と、せっかく市が子育て支援に乗り出したのに、文句ばかりでゴメンなさい。
でも、少し改良された方が、効果的だと思うのですよ。