母子手帳には、妊婦健診の次のページに検査結果を書くページが有ります。
ご自分で書き込まれる方は少ないようなので、最近は私が記入してあげることにしています。
この中でいわゆる感染症と呼ばれるものは、
風疹、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、エイズ(HIV)、HTLV-1が有ります。
トキソプラズマやサイトメガロウィルスは推奨されていないので、含まれていません。
最近、HIV検査のパンフレットが改定されたので、案内しておきます。
上の図がその一部なのですが、「妊婦HIV検査(一次検査)で結果が陽性であった方へ」というパンフです。
検査というものは受ければそれですべてが分かるとお思いでしょう?
ところが一次検査と呼ばれるものは、そうでもないのです。
パンフレットは下のアドレスからダウンロードできます。
http://hivboshi.org/manual/leaflet/leaflet02.pdf
一次検査はスクリーニング検査とも呼ばれます。
とにかく見逃さないことが目的ですから、あやしい人をたくさん引っ掛けてきます。
その中からさらに精密検査をして、本当に陽性の人を見つける、2段階検査になっているのですよ。
いきなり精密検査をすると、時間も費用もかかりますからね。
風疹や梅毒、肝炎ウィルスやHTLV-1も、すべて一次検査ですよ。
引っかかると、さらに精密検査を受けて確定するのです。
HIVの場合、どれくらいの方が一次検査で引っ掛かるかと言えば、
1万人中31人が陽性になるのですが、精密検査をするとその中の1人だけが本当の陽性なのです。
なんだ、一次検査で陽性になっても、まったく心配するほどでもないのですね。
ですがエイズともなれば、そんな笑い事でも笑えない方が多く、
一次検査で陽性となった場合は、大きな病院で精密検査を受けていただくように勧めることも有ります。
近畿では、国立病院機構大阪医療センターが指定されています。
でも、遠いのでご希望であれば、タマル産で精密検査までしますからね。
もっともどこで採血しても、検査センターで検査をするのですからね。
もちろん自院で検査しているところも有りますが、検査キットの購入先は同じかもしれませんよ。
タマル産ではこれまでにスクリーニングで2人だけ陽性になりましたが、
高次病院に紹介しましたので、その後のことは不明です。
ことエイズとなれば、プライバシーを守ることが重視されて、返事さえもらえないのですよ。
これとよく似たウィルス検査で、最近、HTLV-1陽性、あるいは偽陽性の妊婦さんが続きました。
HTLV-1とは、ヒトT細胞白血病ウィルスと訳されます。HIVとは違いますよ。
こちらも厚生労働省のパンフレットが有りますよ。
ちょっと長いですけれど。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/htlv-1_f.pdf#search='HTLV1'
やはり一次検査では陽性であっても、2次検査のウエスタンブロット法では陰性でした。
もう1人の妊婦さんは、2次検査でも保留でした。
なかなか精密検査でも分からない、というあいまいな検査なのですが、
10%ほどの方が最終結果が出ないのですよ。
ですが、このウィルスを持っていれば高い確率で病気を発症するというウィルスでもないので、
その場合は、とくべつな心配をする必要は無いと考えてください。
1つ提言です。あまり検査に惑わされ過ぎないで、ということでしょうか。
ご自分で書き込まれる方は少ないようなので、最近は私が記入してあげることにしています。
この中でいわゆる感染症と呼ばれるものは、
風疹、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、エイズ(HIV)、HTLV-1が有ります。
トキソプラズマやサイトメガロウィルスは推奨されていないので、含まれていません。
最近、HIV検査のパンフレットが改定されたので、案内しておきます。
上の図がその一部なのですが、「妊婦HIV検査(一次検査)で結果が陽性であった方へ」というパンフです。
検査というものは受ければそれですべてが分かるとお思いでしょう?
ところが一次検査と呼ばれるものは、そうでもないのです。
パンフレットは下のアドレスからダウンロードできます。
http://hivboshi.org/manual/leaflet/leaflet02.pdf
一次検査はスクリーニング検査とも呼ばれます。
とにかく見逃さないことが目的ですから、あやしい人をたくさん引っ掛けてきます。
その中からさらに精密検査をして、本当に陽性の人を見つける、2段階検査になっているのですよ。
いきなり精密検査をすると、時間も費用もかかりますからね。
風疹や梅毒、肝炎ウィルスやHTLV-1も、すべて一次検査ですよ。
引っかかると、さらに精密検査を受けて確定するのです。
HIVの場合、どれくらいの方が一次検査で引っ掛かるかと言えば、
1万人中31人が陽性になるのですが、精密検査をするとその中の1人だけが本当の陽性なのです。
なんだ、一次検査で陽性になっても、まったく心配するほどでもないのですね。
ですがエイズともなれば、そんな笑い事でも笑えない方が多く、
一次検査で陽性となった場合は、大きな病院で精密検査を受けていただくように勧めることも有ります。
近畿では、国立病院機構大阪医療センターが指定されています。
でも、遠いのでご希望であれば、タマル産で精密検査までしますからね。
もっともどこで採血しても、検査センターで検査をするのですからね。
もちろん自院で検査しているところも有りますが、検査キットの購入先は同じかもしれませんよ。
タマル産ではこれまでにスクリーニングで2人だけ陽性になりましたが、
高次病院に紹介しましたので、その後のことは不明です。
ことエイズとなれば、プライバシーを守ることが重視されて、返事さえもらえないのですよ。
これとよく似たウィルス検査で、最近、HTLV-1陽性、あるいは偽陽性の妊婦さんが続きました。
HTLV-1とは、ヒトT細胞白血病ウィルスと訳されます。HIVとは違いますよ。
こちらも厚生労働省のパンフレットが有りますよ。
ちょっと長いですけれど。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/htlv-1_f.pdf#search='HTLV1'
やはり一次検査では陽性であっても、2次検査のウエスタンブロット法では陰性でした。
もう1人の妊婦さんは、2次検査でも保留でした。
なかなか精密検査でも分からない、というあいまいな検査なのですが、
10%ほどの方が最終結果が出ないのですよ。
ですが、このウィルスを持っていれば高い確率で病気を発症するというウィルスでもないので、
その場合は、とくべつな心配をする必要は無いと考えてください。
1つ提言です。あまり検査に惑わされ過ぎないで、ということでしょうか。