タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

ボトックス半額キャンペーンやっちゃいます

2016-02-29 21:36:14 | 産科






先日、外来でボトックス治療をしたのですよ。
薬が余りましたので、希望する職員さんにも施術してあげました。
これがその時の写真です。

上の2枚は、おでこに横じわを作っていただいたところです。
1枚目の写真は術前、2枚目の写真は術後9日目の写真です。
これでも必死にシワを寄せているのですよ。
おでこが輝いて見えるでしょう?いえ、決して光の加減ばかりではありません。

そして下の2枚の写真は、おでこに縦じわを作っていただいたところの術前後です。
まだ少し縦じわが寄っていますが、かなり改善していますね。

注射しても、すぐには効きません。
1週間もすると、おでこが重たい感じがしてきます。
そんな感じも少しずつ気にならなくなってくるのですよ。
そして効果は半年くらいでしょうか。
大きなシワを放っておくと、だんだんと深くなってきますからね。

私も鏡を見ながら、自分で自分に注射したことが有ります。
普通、婦人科疾患は経験できないのですが、これだったら自分でも経験できますからね。

せっかくですから、明日からキャンペーン期間として、
3月、4月はボトックス治療だけ、半額キャンペーンを実施しましょう。
明日になったらホームページを作り変えることにしますから、
今日のところは通常料金が掲載されていますよ。
http://www.tamar.jp/#!biyo/c1u61

話は変わりますが、明日から3月、春ですよ。
それなのに今も雪がちらついています。
この時期になると、2年ごとの診療報酬改定が気になるところです。
事前に改革案が流れるのですが、正式には4月1日の改定の直前に発表されるのです。
そんなことでは、学習する暇も、コンピューターを設定する暇も無いではないですか。
などと文句を言っていても始まりません。

婦人科とは直接は関係しないのですが、大きな話題は7対1看護の部分的な廃止でしょう。
7人の患者さんに対して看護師さんが1人付いてくれると思われるでしょう?
そんなことは有りませんよ。
大きい病院の看護師さんは3交替ですから休みも入れて考えると、
看護師さんが4人でようやく実際には1人のことです。
だから7対1とは、感覚的には28人の患者さんに1人の看護師さん、というところです。
これでも多い方なのですよ。

この基準が作られて、突然、看護師さんの獲得競争が始まり、看護師不足が生じたのです。
その後、潰れかけている私立大学などがどこでも看護学部を作っていますね。
あまりに急激に新設されたものだから、実習病院が無くて困っているようですよ。
ちなみにタマル産では、看護師さんの数はほぼ1対1ですよ。
患者さん1人に対して、大病院の7倍の看護師さんが居る計算になります。

この悪評高き7対1ですが、ようやく縮小に向かっていくようですから、
この春から大量に看護師さんが退職するか、新卒採用が減ることになりそうですね。
もちろんこの点数の基準を満たせなくなった大病院の経営はますます悪くなるでしょうが。

ただタマル産のような有床診療所にとっては朗報です。
ここしばらくは、看護師さん不足に非常に悩まされてきましたからね。
実際、今月から途中採用の看護師さんが来られていますよ。
遅れて、7月からも以前働かれていた看護師さんがカムバックされる予定です。
ついでに言うと、朝食の係の方も、以前勤められていた方がこれまたカムバックですよ。
やめてもなお慕ってくださるのは、とてもありがたいことですね。
タマル産で赤ちゃんを産まれたお母さんも、たまに顔を見せてくださるのは、感謝ですよ。