たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

海士町島前高校の教育

2016-04-16 08:20:02 | 地方創生

 熊本での地震は異常な程、余震が続いています。また今後大雨が予想されており、様々な二次災害が発生する可能性があり、心配です。早く余震が止まってくれることを祈ります。

 昨日まで1泊2日で参加していた滋賀県での研修を終え、昨日午後4時前には高砂に戻ってきました。昨日の研修では下記2つの内容で講演を聞かせて頂きました。

1)教育から始まる地方創生・地域活性化(株式会社Prima Pinguino 代表取締役教育政策アドバイザー 藤岡慎二氏)

 こちらでは、既に様々な形でマスコミに取り上げられている隠岐の島 海士(あま)町の地域活性化の取組を島前(どうぜん)高校への教育に対するアプローチとしてどう取り組んだか等非常に具体的でかつきちんと成果(生徒数増:下の写真)を出した話として聞かせて頂きました。

ここでは、具体的に高校生が事業を提案し、漁業組合や商工会の方々が本気で質疑し、本気で再検討をさせ、行き詰まらせ、より良い事業に仕上げていく等という形で取り組むことが授業カリキュラムにあり、本当に社会で役にたつ勉強のあり方を学んでおり、その結果勉強へのモチベーションがあがり、偏差値30台の生徒が慶応義塾に合格する等、目覚ましい成果を上げています。

 また他にも、沖縄県の久米島高校、広島県の大崎海星高校、長野県白馬高校等の事例も紹介頂き、真剣に人を育てる勉強(教育)のあり方についても勉強をさせてもらいました。

[右上の通り、生徒数は島の外からの”留学”者もおり、増加してきています]

2)地方創生の課題と地域力創造のポイント(一般財団法人 地域活性化センター理事長 椎川忍氏)

元総務省自治財政局長を退官後、「日本の活性化は自然豊かな地域から」の思いを強く持ち、人材の育成こそ大切との考えにたち、取り組んでおられることについてのお話しでした。こちらでは、文明社会、経済発展のみの追及には本当の人の幸せはなく、今そこにある自然を大切に有効に活用しながら生きていくことの大切さを訴えられており、この方の著書を一度じっくり読んでみたくなりました。

 夕刻には、会社に顔を出し、組合にてここ数カ月の主な活動内容と3月定例議会での議決事項等を報告。

慌ただしい平日が終わり、本日はぽっかりと何も予定のない土曜日となりました。九州の地震は気になりますが、今の所は関西の地より見守るしかない様に思います。避難されている方々は健康には十分気をつけて過ごして頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


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