たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

いじめ問題に思う

2012-08-09 07:19:21 | 日記

 8月8日(水)出社後は10時~の【文教厚生常任委員会】出席の為、早々に議会へ。同委員会では市民病院、福祉部、教育部より以下の通り報告がありました。

報告(概要)

【市民病院】 平成24年5月末時点、純利益134(百万円)←新年度2ヶ月が経過した数字でこれを6倍した数字が年間の経営実態となる訳ではありませんがほぼ順調です。 

【福祉部】 介護保険認定調査時に被保険者(85歳)の肩の稼働域確認後、腕から内出血があったという事故報告と共に、今後はより慎重な対応をとっていきたいとのこと。 

【教育部】 高砂市内小・中学校のいじめ実態調査(平成23年9月~11月実施)について、小学校53件、中学校29件が確認されている。内訳は言葉によるものが一番多く小学校では38件、中学校では15件といずれも過半数を超えていますが、他には暴力や無視等もあり、教育部としては「何とか減らしていきたい」との思いで取組んでおられます。 

 昨今の「いじめ問題」について、自分たちの子供時代を振り返ると、やはり「いじめ」は存在していた様に思います。あってはならない「いじめ」ですが、人間の集団においては中々根絶は難しく、出来るだけその程度をおさえ、度を超えた加害・被害をおさえ、命に及ぶ悩ましい出来事は絶対に発生させてはならないと思います。

 明確な解決策をもっている訳ではありませんが、相手の痛みに思いを馳せる“思いやりの心”や自分に降りかかる抵抗エネルギーに対する“対抗力”は如何にして身につけさせればよいのか?

 ちょっと話がそれますが、私が生き物を殺さなくなったのは、小学校中学年の頃、蝉に爆竹を巻きつけ空中へ開放し、空中で爆破された死骸が目の前に落ちてきて、蝉が悲しんでいる様な感じがし、命の尊さを実感したのがきっかけです。

生き物には気の毒ですが、自然を相手に命の尊さを学んだり、心を育んだりすることの大切さを思うと、環境のせいにはしたくありませんが、今の子供の置かれた環境(塾と習い事、ゲームに時間をとられる環境)において、思いやりの心を育むことの難易度は上がっている様に思います。

社会の皆がそのことに関心を持ち、少しでもいい方向に進みたいものです。


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