朝から晩まで、暗く悲しいウクライナのニュースがテレビを流れる。破壊されたビル、ガレキに覆われた街、そこに投げ出された一般市民の遺体の数々…。
「食事の時にこのような画面は見ていられないヮ」と、妻は必ず画面を切り替える。しかし目を伏せても、そこで行われている蛮行を消すことはできない。「あの国が欲しい」と思ったら、そこに攻め入り、街を焼き払い、市民を殺し、その国をかすめ取っていく…。人類はこのような水準からいつ脱出することができるのだろうか?
自然界だけが、他を傷つけることなく自らを保ち続け、毎年その美の営みを粛々と営み続ける。今年は4月を迎えても冬の寒さが続いたためか、満開を迎えた桜が長く続いた。我が家の玄関口のかいどうも、例年になく美しい満開を長く保っている。あたかもウクライナ戦争に抗議しているかのように…。
松澤病院の桜
上北沢の桜
玄関口のかいどう