2年ぶりに東京湾華火を見た。例によってわが社のオフィス――浜松町の貿易センタービル前にある浜松町スクエアビルの16階、からの観賞だ。東京湾を眼下に見下ろす冷房完備の部屋で、椅子にふんぞり返り、杯を手にしての見物だ。
こう書くと、人にうらやましがられそうだが、夏の花火は、猛暑の中を群集とへし合い、杯ならぬアイススティックでもかじりながら見るのが本来の姿かもしれない。少なくとも東京人には、これこそが江戸っ子の花火見物だ、と叱られそうだ。まあ、80歳の年寄りに免じて、こんな見物も許していただきたいが。
花火の美しさに理屈は要らない。以下に、何枚かの写真だけを掲げておこう。ただ、猛暑にかまけて三脚を持って行かなかったので、全て手振れだ。老衰とお酒の酔いも手伝ってのことだが。
これは何を表しているのだろう
クマか?
?
スイスから帰京中の姪の娘ルナちゃんは、初めて見る大規模花火を喜んだ。最初から机の上に中腰になって見ていたが、大きな美しい花火が打ちあがると、立ち上がって拍手。