旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

小保方事件で明るみに出た研究機関体制の不思議

2014-04-16 16:44:04 | 時局雑感


 STAP細胞を巡る小保方事件が世を騒がしている。小保方さんの擁護者、非難者が入り乱れてマスコミを賑わしている。
 先ず、小保方さんの非は免れないだろう。捏造かチョイミスか知らないが、科学者としてあるまじき行為をしたことは弁護の余地なく、本人もその点は謝っている。それにしても幼稚すぎることに驚いた。これまた本人が「深く反省」しているように未熟すぎる。一種の「学者バカ」ではないか?
 ところで、それ以上に幼稚で未熟なのは理化学研究所はじめ彼女を取り巻く学者連中ではないか? 10数名も共同執筆者がいて、この問題の責任はすべて彼女にあり、他の者はかかわりない、という論は一般世界の常識を超えている。
 確かに学者、特に研究者の世界は特殊な世界であろう。研究はそれぞれ個に属し、特許等の関係もありそれぞれ秘密の分野も多いのだろう。しかし研究所の後ろ盾にしても共同執筆にしても、その背景を含めて世は評価しているのであり、その内容に問題が生じた場合、一人だけに責任を負わせるなどということは一般の企業や人の世界では、当該者のよほどの悪意でもない限り認められないのではないか?
 しかも小保方さんは、学者か博士か知らないが未だ30歳の小娘だ。上司や先輩連中には当然指導責任がある。こちらも一種の学者バカと言われても仕方ないのではないか?
 私は1月31日付本ブログで、小保方さんを育てた理研組織を高く評価したが、STAP論文どころかあの稿こそ取り下げねばならないと思っている。


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