昨日、三浦半島の観音崎灯台に行ってきた。快晴で空は青く澄み渡っていたが、強風が吹き荒れ東京湾には白波が躍っていた。
海岸沿いに長い石畳の道を歩き(石畳は軍の関係か、相当古い歴史を持つと聞く)、150メートルぐらい登ると灯台に着く。管理のおばさんに「風が強いので注意するように。帽子はもちろん、眼鏡も吹き飛ばされるかもしれないので外したほうがいい」と注意を受ける。「低視力(0.5)の上にメガネをはずされては歩けない」と眼鏡だけはかけて灯台に上る。
北側にはとても出られなかったが南側は大した風もなく、快晴の下に広がる美しい東京湾を睥睨した。
説明によれば、観音崎灯台は日本初の洋式灯台で、慶応2(1866)年アメリカ、イギリス、フランス、オランダと結んだ改税条約(江戸条約)で建設を約束した8か所の灯台の一つで、明治元(1868)年11月1日着工、同2年2月11日完成、点灯したという。
フランス型の第3等フレネル式レンズ、3重心灯器を使用、光達距離は約26kmだった。また、着工日の11月1日は灯台記念日と指定されている(Wikipediaより)。灯台記念日など初めて知った。映画「喜びも悲しみも幾年月」の記憶はあったが、何ごとも行ってみなければわからない。